店内、すっかりhalloween仕様になっています。
先日生徒さんと、日本におけるハロウィンの話になり
「ハロウィーンは日本には
昔は馴染みはなく、昔アメリカで日本人留学生が
ハロウィーンの日に間違って射殺されてしまった事件で
存在を知りました」
というお話を伺い、今まで思い出すことも少なかった、私の
人生を変えた事件を思い出しました。
そう、あれは忘れもしない1992年のこと。
今からもう25年前です。
当時私は高校2年生。強く留学を希望していて
アメリカのとある州立大学の試験を受けて
なんとか合格し、親も説得して留学する期待に胸を膨らませて
いました。
そんなさなかです。「日本人留学生が、ハロウィーンという仮装して
見知らぬお家に訪問するようなパーティーで、
夜に訪問した家の家主が怪しんで
『freeze!(とまれ!)』という言葉を聞き取れずにふざけていた所、
射殺されてしまう」という痛ましい事件がおおきなニュースになりました。
決まっていた大学がその事件の近くだったこともあり
急遽親から、ストップがかかりました。
アメリカのことは知らないけど、急に不安になってきた
留学は取りやめなさい!と。。。。
それでもどうしても諦めきれない私は半年ほど話し合いを続けたのですが
高校3年の最終決定をくださなければ行けない時期に
どうしても入学金をださない!という両親と、親の賛成なしには
許可できないという(そりゃそうですよね)学校側の説得で
留学を断念することになるのです。。。。
それで、先生から説得され、受験準備しなくても間に合いそうな
京都の英文科の大学がある!と言われて、、半ばやけっぱちで
京都に来たのです・・・・。。。。。
あの事件がなければ今頃、どこでどうしていたのか。。
確実にここにはいないのだと思うと、複雑な思いです。
留学生が射殺されてしまった事件は、銃社会アメリカでも
大きな話題になったと思いますし、銃規制を見直されるべきだとも思いますが、
そのころからあまり変わっていない現実は残念ですね。
そしてアメリカに行ったことのない親世代には
脅威のイメージがついてしまったのです。
結果論としては、ここにこうしていられる私自身いままでの
人生に悔いはありませんので、あの事件を恨んではいませんが
人生を大きく変えてしまいました。
日本ではそんなことはほとんど忘れられていますが、
皮肉にもそのあたりからhalloweenが人気になり
今やクリスマスにも並ぶ勢いの文化となっています。
日本では明るく楽しい、パーティとしてこれからもどんどん
定着していくのでしょう!
明るい話題でなくて申し訳ないのですが・・・
私の人生を大きく変えたhalloween。正しく楽しく、文化として
根付いていってほしいと思います。
あ、それから・・・。留学を諦めきれない私は
社会人になり留学経験することになるのでした。。。。(いつかのブログに続く。。)