先日、仕事の下見少し兼ねて台湾に行ってきました。
台湾ではプリザーブドフラワーがとても人気です。
日本と同じぐらい浸透していると思います。
おそらく、日本と台湾だけがこの高い人気を保っていると思います。
おそらく、文化的に。。
さて、お花とは関係ないことなんですが。
台湾に行って思ったこと。まとめました。
日本はとてもいい国だ。
そして住みやすい。
街が整備されていて建物の水準も比較的高いからなのか
そこまでボロボロの建物も少ない。
食べ物は
安いものから高いものまで
それも、和食、中華、イタリアン、フレンチ、
アメリカン、各アジア料理、
たいていどのお店に入っても水準は高くてそこそこ、
もしくはとても美味しい。
トイレもたいてい綺麗だし宿泊施設なんて安くても
そんなに不便を感じない。
こんな安心安全な国、そして住みやすい国があるか?と
ちょっと思っていた。
特に10年前まではそんなことを信じて疑わなかった。
しかし、ここ10年で私の考えはどんどん変わっていった。
そして今回の台湾訪問で更に考えの方向がはっきり変わった事がわかった。
というより、直視するようになったのかもしれない。
いや、日本はそれでも住みやすい。
表向きはそうだし、
観光客も増え続けているし今や東京や大阪、京都のみならず
各地が観光客に大人気の街になっている。
けれど、
それは観光客にとっての話である。
10年前、雇用がこんなに苦しくなるとは
思っていなかったし(言われてはいたけれど実感していなかった)
経済の発展も10年後に全然発展していないどころか後転しているようにも
感じられるほど。
私は、台湾に行き、観光客としての台湾と、
現地の若者(20代30代)と触れてのリアルな台湾と
かなり違う印象を受けた。
まず、観光客として感じた点は
きれいな街で、日本とそんなに変わらない。
至るところに日本語表記がありわかりやすく、
20年前の台湾とは随分違ってきれいだった。
でも少し外れると街はまだまだ庶民的で路上での屋台(夜店ではなく)
のような食堂がとても多い。
つまり、日本と同等、もしくは少し未発展と感じた。
では、実際に現地の人と触れてみて、どうか。
私は前回台湾に行ったときに知り合った台湾人の友達を訪ねた。
彼はとても親切で私の行きたい場所や興味のある花のことを熱心に調べ
花屋の友達に、アレンジを頼み、その花屋の女の子(25歳)が
行きたい場所を次から次へ連れて行ってくれた。
彼女は25歳の花屋、それもフリーランスの花屋。
18歳から花屋に努め、何軒かの花屋を経験して
マネージャーをしていたけれど台湾では
経営者というのとフローリストというのは完全に別らしく、
花の知識がまったくない経営者と現場とのギャップを感じで
フリーになったのだとか。
それでもスタッフを何人か抱えて充分に生活している。
高卒で花屋、24歳で独立して英語がほぼ完璧に話せる。
例えば彼女。
そんな日本人いるだろうか?
私は会ったことがないしもしいたら情熱大陸とかで
取り上げられて「特別な」存在扱いされるだろう。
そしていろいろアレンジしてくれた友人。
彼の母は60歳ぐらいだと推測するけれど
初めてあった数年前の夜、
パソコンに向かって勉強していた
「グラフィックデザインの試験があるの。明日大学でね」
と当たり前のように英語で言っていた。
とても驚いた。60歳の普通のお母さんが
大学のグラフィックデザインの試験を受ける?そして英語を話す?
もちろんたまに、日本でもたまーにいるけれど
それはとてもレアケース。
でも台湾では世代的に大学に行けなかった女性が
大人になって大学に行くのは珍しくないことらしい。
今の例の二人の女性はほんのアクシデント的に
出会った二人だ。選んでで会ったわけではない。
つまり、台湾にはそんな自立した女性が山のようにいる、
ではなく台湾の女性は自立しているのだ!
若者が、女性が、自立している国。
それが今回の台湾の感想だ。
そんなこと言っても日本はこういう文化だし
仕方ないよ!とみなさん思うだろう。
けれど、それは女性の活躍できる日を信じていないのでは?
今の日本、
人が足りてないなら能力のある若くて余力のある人間を
もっともっと活躍させるべきでは?
それはつまり、女性!
扶養という制度がある限り
なかなか定着できないのは目の前の壁なのでは?
と実際女性ばかりの職場を運営している私は、思う。
「子育ても一段落して、自分のやりたい道を進みたい!」と
熱望して私の会社に入ってくれたパートの方たち。
私の会社で言えば、
お花のスキルを教えて経験を積んで
どんどんレベルアップしているというのに!
扶養内の制限された時間内で働かなければならない!
あぁ。なんてもったいない!
つまり何が言いたいかというと
まだまだ女性が活躍しきれていない!
ということ。
裏を返せば
これからまだまだ活躍できる女性、
というパワーがあるのでは!
と思ったわけなのだ!
あぁ、これではまるでフェミニズムを
唱える人になってしまったけれど
そういうんではなくて、単に、
もっともっと女性が活躍できる
場を作りたい、そう思ったわけなのだ!
正直私自身もまだまだ
脳がそのようにシフトできてないけれど、
女性のリーダーやスペシャリスト
というのがこれからどんどん増えて欲しい!
台湾に行って、働き方についてやっぱり、
そうだ!と確信した。
これから、男女問わず、
職業を問わず、働ける時代になるはず!
そんなフィールドを作れるように、
それが私のやりたい事!と改めて思った。
そんな大それた事を思いながら、
まずは目の前の山のような仕事に挑みたい、
と思います。。。