恋、ときめき、アドレナリン。

2020.01.31 Fri | CATEGORY:日々のおもい

予想以上の暖冬となり、うれしくもあり
予定していたスキーするぞ!
という意気込みがまったくなくなり
少し寂し気な冬を過ごしています。
あったかい方が、格段にいいのですが。。。
雪国育ちとしては、雪がない冬なんて餅巾着のないおでん・・・?
いや餅巾着は好きですがそんなに食べませんが・・。
とにかくさみしいものです。

さて、さてさてさて。
世間ではウィルスと不倫が大きな話題らしいですね。
私はとにかく、同じことを何度も繰り返すテレビプログラムが
好きではないのであまり見ません。

とはいえ、あのイケメンなのに
子煩悩的な俳優さんに何があったのか
まったく気にならないわけでもありません。

それで私なりに考えてみたんです。

最近ね。
男性の(50代~70代)お客様が多いのですが、
好きなアイドルとか、贔屓にしているお店のママとか、
知り合いに近いアイドルとか・・・
そんな方にあげたりするお花を買いに来られたり、
または、話をしていたらそんな人がいる、という話になったりします。

もう、みなさん、そういう話となると
目をキラキラさせて!時間を忘れて!
夢中でお話してくれるのです。

例えば、 現実から少し遠いところだと・・・

「このアイドルはこういう経緯で好きになったんです」
とか
「このアーティスト、実は結構苦労してる子なんです」
とか。

現実から少し近いところだと・・・
「このママは○○歳で独立してがんばってるんや」
とか言って写真を見せてくれたり。
「この子は本当にようできた子でな・・・美人やのにようきがきくんや!」
と名前を教えてくれたり。

いずれにしても、
非現実的な相手なのですが、
共通点は「恋してる目」をしていることなんですよね!
変な意味じゃないですよ、「恋」といっても色々あります。

現在殆どの国で一夫一婦制なのですが、
結婚したら、そこで
「はい。あなたはこれから夫、もしくは妻以外のだれにも目を向けてはいけません!」
となるのでしょうか?
例えば25歳で結婚して90歳で亡くなるとしたら
その長い長い65年間は恋しては行けない・・・と?

だけど、こういった、ファンを作ったりすることは
目を輝かせる!生きる喜びをその方たちに与えている!と
私はとても実感しています。

実際に恋愛とは違うけど、ときめきを感じているのです!!
なんて健全じゃないですか!!!!

問題は、非現実的なものを現実にしてしまっては台無しということです。
現実には楽しいことだけではなく目を輝かせることもあれば
心をかき乱されることもあるのです。
人を傷つけることもあるし傷つけられることもあります。

だから、そのちょーどいいのが
アイドルとか、ママさんとか(マスターとか?)、
そういう存在!

要は相手はわきまえて、
恋の対象になっている相手ということです。

だから、私はあの俳優さんが
単に恋をして目を輝かせていただけなら
良かったのにね、と思ってしまうのです。

私も含めて、「誰かのファンになる」っていうのは
擬似的に恋のような、
いや、もしかしたら恋以上のときめきを感じられるから
やめられないんでしょうね!
私は音楽を聞くのが好きで、ライブに行くのが好きなのですが、
もう脳内が幸せホルモンで溢れていると感じます。
アドレナリンが分泌されてる!と感じます。

それが、男性として、とか女性として、
という垣根を超えて「ときめける」「夢中になれる」
ということが生きる活力になっているような気がするんですよね。

だから、幼い子供3人いる人が不倫することは
全くいい事とは思いませんが
なにかにときめきを見つけて夢中になれるというのは
やめたくてもやめられないそんな気がします。

いやぁ、それでも、やはり人を傷つけない方法で、
ではないとダメですねぇ。

どちらにしても、私の持論ですが
恋は端的なもので、愛は永遠のもの。
恋はすぐ終わるところが、よいところ?
愛に発展したら、それは恋ではなくなり、
愛はたくさん配れないんじゃないかなぁと、
思うのです。だから一夫一婦制が成り立つのかなぁ?

恋、と愛。難しいテーマでした。

またまた台湾の話で恐縮です。

2020.01.24 Fri | CATEGORY:日々のおもい

私は今台湾に来ています。
こちらは1月だというのに日中は25度!
朝夕も、18度ぐらいでとても快適です。
食事も私にはとても合うし、毎年この季節は台湾に移住したいほどです。
冬なのに湿度があり、髪の毛や肌が日本にいる時ほどカサカサしません!
台湾の女性は美肌が多いと思っていましたが、これが理由かもしれませんね。

こちらでは、まず、私が有名なフローリストのレッスンを受けました。
台湾は、今すごくおしゃれなものにみなさん興味を持っていて
色使いも、渋くて落ち着いたお花をたくさん使いました。
「風を感じる」というテーマでしたが
テーマに沿って花を作るというのはなかなか楽しいものです。
言葉が通じなくとも、使うお花はもちろん全て知っているお花でしたし
お花(や何か)を通じてコミュニケーションできるっていうのは、
1つの職を身につけたことの強みだと感じました。

さて
それから、次は私の番。
花屋さん向けに正月の飾りのレッスンをしました。

台湾の旧正月といったら
赤と金色の派手派手なイメージですが(もちろん、今でも一般はそうです)
モダンなスタイルにしたので、選ぶのはみなさんやはり、渋い色。
グレーや、茶色が人気で驚きました。

台湾は、日本(東京)からとても影響を受けているように思いました。
顕著なのが、本屋さん。
蔦屋書店が日本ではどんどんおしゃれな展開をしていますよね?
こちらでも蔦屋?とおもうほどの作りの本屋さんがあり、
東京では古い倉庫や、高架下をリノベーションした
おしゃれなスペースがありますが、
そういったところもこちらでは人気です。

しかーし!もはや、日本は追い抜かれているのでは?
というぐらい、面白いアイディアがデザインの中に溢れていました!!
そして、どこもすごい人です。

そうなると、「真似」というより、
インスパイアされたうえにさらに独創性を足された感じになっています。

驚くほど、若者(20代から30代)たちは
どうやっていい写真が撮れるか、
にこだわっているし、
デザインが良いものから人気が出るということを分かっています。

写真映えするところが人気が出るし
いかにシンプルかつおしゃれであるべきか
みたいなことにこだわっているように思います。

私の作る花とは、コンセプトは少し違います。
私は、コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな建物に似合う、
モーヴな雰囲気、を目指してはいなくて(台湾はほぼ100%そんなデザインが
人気です)
もっと、キュートで、ポップで、ハッピーな感じのお花を作っています。

だから嗜好が少し違うかもしれませんが、
そんななかでも、ポップなハッピーなデザインがあってもいいんじゃないかな、
って思いました!

とはいえ、店をだすなんて大層なことは考えていなくて、
でもいつか私のお花がこちらで役立つときがくれば嬉しいと、
心から願います。

ちなみに、今回台湾に来て普段全く完全に言われ慣れないことを
何度も言われました。
「あなた日本人?可愛い、きれい」というような意味です。
全て同行してくれた台湾人の女子が通訳してくれるのだから
多分、あってます。

あ、100%、60代から80代の女性にに、ですが。(笑)
いろんなお店に行きましたが、
なぜか、その世代の女性によく褒められました!
私は日本で容姿を褒められることなんて皆無です( ;∀;)
うーん。いい国です(笑)!!

なんでなのかはわかりませんが、
台湾の女性は痩せているからこれぐらいのほうがいい、
と思われたのかもしれませんね。

さて。そんなこんなで
たった2時間半で行ける国でも、
いろんな価値観の違いに驚かされ、ときに泣きたくなり、、
時に羨ましいと思い、時にとても嬉しくて
新たな自分と出会うことができました。

外国に行くと、まだまだ、知らない
自分自身に出会えるところがとても魅力です。

いやはや、2年前に少しだけ立ち寄った
宿で知り合っただけのことがこんなに、
やりたいことが実現できつつあるなんて、
本当に、本当に感謝です。
龍山寺という300年前からのお寺で占いをしました。
台湾で、何か始めることは大吉、とでました!

ということで、
また、すぐに戻ってくる日を目指して、
日本に帰りたいと思います。

お悔やみ、とお花。

2020.01.17 Fri | CATEGORY:日々のおもい

いよいよ正月気分も終わり
あまり寒くない今年の冬というのも手伝ってか、
世の中もう春の気分のような気がしますね!

と、言いつつ、
私は旧正月ムード真っ盛りの台湾に行くので、
正月気分逆戻りしてきます。

さて、年末に喪中のお葉書が届くから、
というのと年末年始、
亡くなってしまった方へのお悔やみのお花がオーダーされます。

私も年末に、喪中のお葉書をいただき
とてもよくしてくださったサラリーマン時代の上司(所長)が
亡くなっていたことがわかりました。

厳しい上司ではありましたが
時に、娘ように可愛がってくださり
やめる時も何度も、やめないでいられる道を探ってくださったり、
それでも、私が花の道へ行きたい、と決めた時には、
激励の言葉と素敵な腕時計と共に送り出してくれました。

その腕時計も、思い出となってしまいました。

闘病していらっしゃる間は私に弱い姿を見せたくない、と
お会いできなかったので、かれこれ10年近くお会いしていません。

でも、所長から教えていただいたことは
いまだに多く脳裏にありまして、
毎日その言葉が時に重く、時に優しく励ましてくれます。

社員同士が揉めているとき、
上司に注意されているとき
決まって
「仕事が言わせてるんや、感情やない。仕事がいわせてるんやから
人をどうこう思わず、仕事で返しなさい」
と、よく言われたものでした。

近江商人だとご自分でもいつもおっしゃっていて、
私が花屋で独立したい、と言ったとき
「数字が取れなくても給料もらえる営業でヒィヒィ言ってるあなたが、
商売をするなんて、甘く考えてるんとちゃうか、」と、
独立に対して厳しいお言葉いただきました。

でも、そのときに、ハッとしました。
確かにわたしにはそこまでの覚悟もなく(なんとかなるだろう、営業の仕事ほど
しんどいことないから)などと軽く考えていました。
それから、何ヶ月も考え、勉強もして、厳しさを覚悟しました。
それでも
やはり花屋になりたい、と言った時には、
「おっしゃ、それなら応援したろ、あなたならできる!」
ととても心強い言葉で気持ちよく送り出してくれました。
その言葉があったからこそ、険しい道への一本を踏み出せたと思います。

そんなことを思いながら、
所長へお悔やみの花を作らせていただきました。
感謝の気持ちと、所長のことを思ってじっくり作りました。

思いを込めて作ったお花です。
長く、飾っていただけることがとてもうれしいと心底思いました。

生花ももちろん大好きですが、
心を込めて送ったお花が長く、
それも枯れた後の心配をしないでよいとは
プリザーブドフラワーってお悔やみにとてもよいなぁ。
と思いました。

お花を絶やさないのは大事なことですが、
生花を毎日飾るのは少し難しいことです。

プリザーブドフラワーで、少しでも遺族の方や、
亡くなられた方が癒されたら嬉しいと思うのです。

所長の奥様からもとても喜ばれ、
「木下さんのことはよくきいておりました」
と今までほとんどお話したことなかったのですが、
わたしのことを知ってくださっている奥様と、
お手紙のやり取りをしたり
これからまたこうやって連絡取れたらよいですね、
と繋がりができて、これもお花のおかげかな、
と思っています。

お花で人をつなげる。
私のやりたいことは毎日どこかで形になっている、
と思い、感謝に尽きるのです。

台湾語とは?

2020.01.10 Fri | CATEGORY:日々のおもい

新年早々体調を崩してしまい
そのおかげ(?)で読書することができました。

日々の忙しさに追われてゆっくり読書することなど
なくなってしまったのですが、
たまには読むようにしています。

今読んでいるのは、台湾の本です。
台湾というのはみんながすぐに説明できる国ではなく
とても複雑な歴史がある国です。

それはどういうことなのか?
を知るのにいい本でした。
仕事で縁があり台湾に行くことがあるのもあります。
他にも私にとってとても縁のある国だと感じています。

台湾に昨年行った時に興味深いことがたくさんあり
もっと歴史を知りたくなりました。

まだ読んでいる途中なので深く理解はしていませんが、
言葉の流れはなんとなくわかってきました。

台湾で話す言葉は中国語ですが、
完全に中国の北京語とも違います。
まず文字が違います。
発音も歴史とともにだんだん変わってきているようです。

それで、言葉にとても興味を持ち
台湾の中国語を少し学ぼうと
久しぶりに本屋さんで長居して
吟味して良さそうな本を購入しました。

実は昨年、旅行に役立つ台湾語、
という本を買いましたが、
センテンスをまる覚えするタイプで、
これは全く頭に入ってきませんでした。

ところが、吟味した結果の本は当たりでした!
私にとってとても有効的な本でした。
私は理屈から入るタイプなのでしょう。

まる覚えではなく、このパターンはこう、
このパターンはこう、という方が
スイスイ頭に入ってきました。

とはいえまだまだ1週間。
全く話すことはできませんが
仕組みを理解することが少しできました!

人には、それぞれの理解の方法というのがあるものです。
この歳になってやっと気づきました(笑)。

今月末の台湾出張で少しは役立つでしょうか??
言葉を楽しみたいと思います。

2020年、元旦。

2020.01.03 Fri | CATEGORY:日々のおもい

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

子どもの頃から、
母に元旦の過ごし方でその年の 一年が決まる
と言われて脅されてきましたが、
未だにその脅しのようなことが頭から離れず、
元旦には早起きしてなるべく良い行いをしようとしています。

でも、それも半日もつかもたないか。。
隙があればダラダラとしたくなる、
そして今年は風邪のままの正月で
いまいちパッとしませんでした。

勝手に、私の正月は十日えびす、
だと思ってますので、
十日えびすまでにピシッとしたいと思います(笑)

さて、今年の、目標。

「遠くに星の瞬きを見て 足元を照らす光となる」

昔、営業の仕事をしていたころに、
ある会社の社長さんが作られた言葉を教えてくれました。

大きな将来の、目標をみながら今の足元をしっかりと歩む

という意味でした。
20年経った今も、その言葉は忘れられません。
今年は特に、足元をしっかりと固められるような年にしたいと思います。

とはいいながらも、具体的になに?
ということですが、
一番は
「私たちの役割は、お花を通じて人と人の気持ちをつなぐお手伝いをさせていただく」

という、会社のビジョンをスタッフ全員で深く理解し、
お客さまの役に立つことこそが喜びだと思うスタッフでお客さま全員を
お迎えしたい、ということです。

そこには嘘偽りなく、
こんな私ですがその想いだけは人一倍あるのだと思います。

ですので、
それを担ってくれるスタッフに浸透できるようにする。
これこそが私の今年の目標です。

いつ、来ていただいても気持ちよく
お買い物ができるような店づくりを目指して、
2020年も頑張りたいと思います。

みなさま、どうぞ本年も
プンダミリア本店、プンダミリア大丸店、スプン
の3店舗を、どうぞよろしくお願いいたします。