食べずして考えるべからず

2023.04.29 Sat | CATEGORY:日々のおもい

みなさんこんばんは!プンダミリア、
スプン、オーナーの木下志磨子です。

LUCUAイーレに店がオープンしてから2週間が経ちました。
オープンしてからでないとわからないこと、
たくさんあるとは思っていましたが、
予想以上にありました(笑)!

なのでほぼ毎日大阪に通い‥
いろんな問題点をクリアする毎日です。

大阪駅上とあって、
土日はすごい活気に溢れていますし、
飽きない催事や店舗展開で
店を見ていてもとても勉強になります。
平日は静かな時が多いのですが
ゆっくり買い物される方が多く
それもそれで良さそうですね。

7.8年ぶりぐらいに顔を合わせた、
かつての常連さんもきてくれました!
今は転勤で石川に住んでおられますが
関西に来られた際にはうちのことを思い出してくださるそうです( ;∀;)
京都にお住まいの時はしょっちゅうきてくださっていて、
面白いオーダーをいつもしてくれたので
印象深くてすぐ気がつきました!
新作をちゃんとチェックしてくださり購入くださいました。
なんだかじーんとしました。ありがたいことです。
どこか心の片隅にプンダミリアのことを思ってくださる方がいることを
実感できて、LUCUAイーレの店頭に立てて幸せだと思いました。

さて、
珍しいことがありました!
なんと、なんと、なんと!
この食欲旺盛な私が!
なにしろカロリーの高い食べ物、
炭水化物、甘いものが大好きな私が!

胃腸が弱って、食べられない日があったのです。

珍しく、、弱気なことを言っていいですか?
こんな私も悩みがいろいろありまして、
それが原因かお腹を壊しまして
(ちなみにわたしはめったにお腹を壊すことはありません)
それで食欲さえもなくなったという
たった1日ですが、そんなことがおきました。

夜ご飯もあまり食べないまま翌日は
ゆずシトラスティーを飲んだだけ!
夜までなんにもたべなかったのです。

その日は、なんとまぁ、ネガティブな自分が出るわ出るわ。
わけもなく泣けてきたり(訳はありますが些細なことで)
私は呪われてるのか、とか思ったり。
こういう時人は占いやお祓いに頼るのか、とか考えてみたり。

しかし私は友達がいて、いつもこんな時に
ありのまま悩みをLINEできるのです。

その友達が、「お祓いより気晴らしだ!」と
いうのでそれも最もと思いまして
なんかそうだよね、お祓いではな!と
ちょっと散歩したり境遇を変えてみたりしました。
別の友達は「食べて寝るに限る!」といいました。
確かに。
食欲ないからダイエットできるわ、と思ってたけど
いまはそんな場合ではない!と
手始めにおでん食べました。
すると徐々に食欲は戻り、、、
お腹壊さなそう!とわかりました。
このままダイエットでちょうどいい、とおもいましたが、
友の言葉で食べてみることに。

翌日は久しぶりに早めに帰り
家でささみにいろいろ挟んだカツを作って
もりもり食べられました!

そうしましたら、翌日なんと、
いつもより空が明るく感じられたのです!

生きてる、って素晴らしい!
悩んでいたことを思い返して
私って試練を与えられてるんだ、
このおかげで学べてるんだ、
なんてラッキーなことだ!
とすら思えました(笑)

はい。どうぞ、笑ってください。
私は単純です(笑)

人間は、食べ物でできています。
食べることは本当に大事なことなんですね。
しかもバランスよく。
食べることで気持ちさえも変わると、、、
食べられないことがなかったから
気がつきませんでした。

空腹で、考え事をすると
ネガティブなことを考えてしまいます。

食べることってこんなに大切な
ことだったんですね。
欲を言えば、楽しく美味しいものを。
好きな人、大切な人と、ゆっくり
食べるのが一番の、健康づくりなんでしょうね。

あぁ、今更気がつきました。

あんなふうにマイナスに考えていたけど、
家族がいて、なんでも聞いてくれる友がいて、
それだけでも本当に幸せなことなんです。
私は本当に恵まれているのに
なんでネガティブだったんだろう。

食べなかった、からですね!
太るとか気にしすぎはよくないですね。
ダイエットとおもっても
食べないことを考えないでしないといけません。

ファスティング(絶食)とかする人
尊敬です。私には無理です(笑)

ということで、すっかり痩せることを諦めました!
それより明るく前向きな自分です!

明日もがんばろー!!!
みなさんも、どうぞ食べたいもの
食べて心を元気に保ってくださいね。

インバウンド、っていうけど!

2023.04.21 Fri | CATEGORY:日々のおもい

みなさんこんばんは!
プンダミリア・スプン
オーナーの木下志磨子です。

今私は大阪に向かう特急列車の中でこの文章を書いています。

ルクアの店が開店してから一週間。
ほぼ毎日大阪に通っています。

以前のように「今日は大阪に行ってきます!いくのだ!」
という気合はなくてもすっと行けるようになりました(笑)
大阪ってやっぱりちょっと遠いんです、
でも、だからこそ、わざわざ京都まで来られない方に
来ていただくのにはぴったりのロケーション!
お客様の代わりに私が大阪に出向くのだ!と思えば
全然苦ではありません。

こうして仕事ができるという術も身に着けましたし・・・
本も読めます。けど、最近は疲れて寝てしまいますが!
この大阪の往復の時間を有効に使いたいと思います。

さて、三条通は西洋人はじめ
大勢の外国人観光客で
文字通り・・・あふれかえっています!
もう、ここはどこ?というほど
外国人ばかり・・・

なのに、なのに!我らSACRAビルには
外国人の方がほとんど見えません!
なぜ!?なぜ!?なのでしょう。

入りにくいし、まあ仕方ないか、
外国の方が買うものでもないしなぁと
私もあきらめていましたし
インバウンド対応というのを
そういった言い訳で怠っておりました。

ところが先日、素敵な西洋人一家がご来店。
娘さんは13,4歳ぐらい?
息子さんは8歳ぐらい?
それからめっちゃかっこいいお父さん。

三人とも私たちが英語をまったくわからない
というテイで三人で会話されています。
いや、少しはわかるよ、だから
「あのひとたちはここで作ってるんだね」とか
「これはほんとの花なのか?」
とか話してるのもわかるんだよね

と心で思いながら
驚かせてもいけないとおもい
少し様子をうかがいながら話しかけてみました。
そこは、なんというか。
第二外国語が英語、同士で話すよりも、
ネイティブの方に話す勇気が若干要りますので・・・
けれども仕事です。

熱心にイニシャルフラワーという
お花でイニシャルを作ってフレームに
アレンジされている商品を見られている
娘さんに話しかけました。
その商品は7700円税込み。

娘さんにちょっと説明すると
「OK.これ買いたい」と
お父さんに。お父さんも
「oh,OK]
と返します。えええっと値段は
書いてますが、これ、7700円ですけど?
大丈夫?と聞きました。
本当にOKでした。驚きましたが・・・
円安であることをすっかり忘れていました!
外国から見れば7700円は
そんな高くないのかも??

それを手直ししたりケースに入れながら
どこから来たんですか、とか
誰にあげるんですか、とか
いろいろ聞いて、そのイケてる家族は
イギリスからきて
このお花はイニシャルSの友達に
あげるということがわかりました。

最後に
イケメンのパパに
「you speak good english!]
と英語を褒められてしまいました!

それは花を褒められるぐらいうれしかったですね~
きっと日本人は全く英語を話さない!
という前提で来られたから私程度で
そんな風に感じられたんだなぁと思ったわけです。

もっと、日本人の英語レベルを
あげないといけませんね!

というわけで早速英語の案内と
取扱説明書をつくろうということになりました。

私の3人目の兄のような存在の
長野県在住アメリカ人のTimに頼むことにしました!
もつべきものは、英語のできる兄(笑)!

彼の話はまた一つの
お話としていつかここで書けたらと思います。

そんなこんなで、インバウンド別に狙ってないし~
っていう冷めたふりをした自分から
見事にイケメンお父さんの
登場によって
「英語の案内つくらなければ、いままでなにをしていたのだ!」
という国際を意識した私に寝返ったわけです。

何がきっかけでもいいですもんね(笑)。

そうこう書いているうちに梅田につきました。
それでは、引き続き・・・
ルクア店もどうぞよろしくおねがいいたします!

人が亡くなること

2023.04.14 Fri | CATEGORY:日々のおもい

みなさんこんばんは!
プンダミリア・スプン
オーナーの木下志磨子です。

4月12日に大阪駅は
Lucua1100(ルクアイーレ)4階に
プリザーブドフラワー加工スプン(小さなプンダミリア)が
オープンしました!!!
8月にお話をいただいて実に8ヶ月の間、
話が進んで開店が決まり、準備をしてきて
ついにオープンとなりました!

いやあ、なんというか感慨深い開店となりました。
と同時に私はやはりこれからこのスプンをみなさんに知ってもらうべく
さらにさらにがんばらないと
と気持ちの引き締まる思いでした。

第一号のお客様は
生花お持ち込みの加工のお客様。
既にご予約をいただいていまして、
開店と同時に店頭に来てくださいました!
内心、本当に来てくれるのだろうか?
なにか不具合発生しないだろうか?
とぞわぞわしておりましたが
そこは長年の接客業。
お客様のお顔を見たらもううれしくて!
まったく不安もなく、
お客様のご希望を伺ったり、
お花をもらわれたいきさつを聞いたりと
楽しくいつも以上にわくわくして
お話伺うことができました!

周りで見ていた一緒に店を考えてくれた施工の方や伊勢丹の方も
感慨深そうに眺めてくれておりました。

いやぁ、いろいろあったけど
いい売り場ができてよかったとおもいます。
これから、一層頑張っていきます!
よろしくおねがいいいたします!!

さて、
先日、親しくしている伯父が亡くなりました。
オープン前だったのでバタバタと実家に帰ってきました。

伯父は母の姉の旦那さんでして
血縁関係にはないのですが
とても親しい間柄でした。
こう書きながら
「血縁関係ないんだ、そういえば」
と思うほど近い存在の人でした。
北海道出身で、大柄でおおらかで気前よく、明るくて
社交的で、お酒が大好きな人でした。
料理が上手でいつも手料理を鍋いっぱい作って
お裾分けしてくれました。

うちの血縁の男性ではそのような人がいませんので、
父とはとても対照的。
でも伯父を伯母に紹介したのは父らしいです。

子供のころから私たち兄弟のことも
我が子と同じようにかわいがってくれていて
人の受け入れ方というか
情の厚さがすごいです。

そんな伯父が急に亡くなり
まだ信じられませんが、、、
3月に会ったときも明るく元気にしていたのに。
今年もトウモロコシ送れるように
がんばるからなと
言っていたのに、、、

人というのは、死ぬ前にやりたいことを
全てやって死ぬというのができないと
当たり前なのですが最近感じています。

そして、当たり前なのですが自分がいつ
死ぬのかなんてわからなくって。
突然行ってしまうんだと
強く感じました。

母の時もそうでしたが母は63歳で
若すぎてそれ以上に覚悟なんてできませんでしたが
こないだ話した伯父を見送って
ひしひしと命のはかなさというか、
あっという間に亡くなってしまうんだ
と感じました。

そんなことを強く強く感じて
伯父にもっと生きていてほしかったと
思うと同時に私たちにも
だから毎日毎日大切に生きなさいと
教えてもらった気持ちになりました。

死と向き合うのはとてもつらいことです。
でも、受け入れることで得られることもあります。
自分が死ぬときにどうおもえるのかな?
後悔しないかな?
やり切ったといえるかな?
良い人生だったといつ終わっても思えるようには
今を精一杯生きるに尽きますね!

さぼったりするときもありますが
それも含めて良い人生、
自分の人生を噛みしめて生きていきたいと
思いました。

母の背中

2023.04.07 Fri | CATEGORY:日々のおもい

みなさんこんばんは!
プンダミリア、スプンオーナーの木下志磨子です。

そう、来週水曜日大阪はルクアに新店舗がオープンします。
8月にお話があってからあっという間に8か月!
現実になる日が迫ってきました。
今はスタッフ全員でルクアのオープンに向かって準備しています。
毎日毎日いろんなハプニングが起きて精神乱れつつありますが
そんな時間はない、ということで
ひとまず4年ぶりの本格的な母の日もありますし、
5月中旬まで走り抜けたいと思います!

さて
先日突然プレゼントが届きました。
子供のころから知っている長野のご夫婦から。
はじめは「どうしたんだろう!?」と
理由がわからず驚きましたが
お手紙が入っていて、なんと
大阪の店がオープンすることを知って
お祝いを送ってくださったのです!!
なんとまぁ!
たまにお花の注文もいただくので
何十年ぶりではないのですが、
お電話をしてみました。

実は、そのご夫婦は私の地元の警察官、
いわゆる「駐在のおまわりさん」として赴任されてこられました。

実家は飲食店をしていたので
おまわりさんが新しくなる!となると
歓迎会などをするわけです。
そういったことでよく店に来てくれていたのを覚えています。
母がとても仲良くしてもらって
その縁でこうして40年来のお付き合いをさせていただいております。

母が8年前に亡くなってからも
も、というより、亡くなって一層
「ふっこさん(冨貴子)に本当にお世話になった」
「ふきちゃんにはどれだけ世話になったか」
「お母さんによくしてもらったんだよ」

声をかけられることが多くなりました。
そのご夫婦もお電話で
本当にお世話になったと思い出を話してくれました。

私の母冨貴子は全く普通のお母さんとは違い、
はちゃめちゃなお祭り人間で
私はいーーーっつも母を恥ずかしく思っていました。
人と違うことが好き、というか
「恥ずかしい」という言葉が彼女の辞書にはない人です。
地元の運動会で毎年仮装して出てきて
それがまたみんなの大爆笑を誘うんですよね。
そんなのもちろん娘はいやでいやでいつも憂鬱でした・・・。
みんながフリフリのかわいいスカートはいていても
志磨子は似合わないね、もっと男らしく!と
小2,3年のときからリーバイスのジーンズを
履かされていましたしショートカットを
強要されていました・・本当は
女の子っぽい服が着たかったのに・・

みんながおそろいのスクール水着なのに
一人だけ違う水着買ってきたり
何もかもがそんな感じで本当に
嫌でした・・・

しかし、今思えばそんな風に育った私が
ど田舎からアメリカに行きたいだとか
思っていたり
結果京都に住み着いてしまったとか
花屋がやりたい、自分で独立したい、
と思ったり。
それは母の影響だったと思うのです

小さい村で生まれ育った母が
どうしてそんな風に思えたのかはわかりませんが
私にはとにかく世界は広くてやれることは
たくさんあり、自分の決めた道を
行きなさいというスタンスだったように思います。

ようは、田舎であろうが、都会であろうが
日本だろうが海外だろうが
自分のやりたいことに打ち込んで
一生懸命生きるっていうことが大切なこと、
ということを教えてもらえてたような気がします。

気が付かないうちに母の
社交性とか人にお節介したり
懸命に仕事に打ち込む姿を
かっこいいなとおもっていたのかもしれません。

そのご夫婦とお話して今まで気が付かなかった
母のいいところを感じました。

元気で生きていてくれたらいま
それを伝えたいです。
天国というものがあれば
感じてくれているのでしょうか。

母は口では
なるべく近くに住んでほしい
とか
安定した仕事をしたらいいとか
言っていましたが母の背中をみて
いるうちに私は独立精神旺盛な
人間になってしまった気がします。

だから、きっとこれからも
母の影響を受け継いでいく人生を
歩んでいくんだと思います。

そして母のように強靭な精神は
どうやら受け継いでいないのですが
そこも少しは鍛えたいと思います。

そしてそんな母の力を
借りてルクア店が繁盛しますよう
頑張らねば!と思います。

お祝いいただいたご夫妻には
本当に感謝の気持ちです。

ありがとうございました!

プリザーブドフラワー加工スプン・
プンダミリア
ルクア店、どうぞよろしくおねがいいたします!!!