みなさんこんばんは!
プンダミリア、プリザーブドフラワー加工スプン
オーナーの木下志磨子です。
毎回高校野球を楽しみに・・・という
わけではない私ですが
この夏の高校野球は
なんとなく見ています。
応援している学校があっても、
見ているとつい相手側にも
気持ちが入ってしまう・・・
それが高校野球!みんな
一生懸命やってるから
どちらも応援したい気持ちになりますね。
プロ野球も応援しているけど
どうも・・・この高校生の
感動には勝てないんですよね・・・
そしてつい公立高校を
応援してしまうのです。
どこが優勝してもそれまでの
プロセスで感動させていただいて
ありがとう!と言いたいです(^▽^)
さて、私が花屋という道を選んで
25年近くたとうとしています。
花の名前もあまり知らない・・
花屋についても全然知らない・・・
なのに、
これから絶対これで行く!というなんの
根拠もない覚悟を携えて
花屋の門を叩いたのです。
忘れもしない花屋の初日。
ただならぬ緊張感。
まず掃除と水やりから始まります。
それから一日中
バケツを洗ったり入荷した花の箱を
潰したり、花の挿してあった
スポンジを絞って捨てたり。
花には触ることはできず。
それでも本当に楽しくて、
花屋の仕事ってこんなことがあるんだ・・・
と毎日新鮮な気持ちで行っていました。
基本中の基本が、水やりです。
それまで学校や家で植物の水やり
といえばホースのシャワーで
たかいところからふわーーっと
雨を降らすみたいにやっていて
きもちいいーー!ってなってましたが
そんなことをしたら「葉っぱにかかるだけで
土にはいっこも水かかってへんやん!!!」と
怒られ(笑)。
根元に向けて鉢の大きさをいっぱいにする
ぐらいのたっぷりを上げる。
からからになった土があれば
いくら水やりしてもしみ込まないので
バケツにつけて土に水をしみ込ませる。
そんな基本的なことから学びました。
水やりは時間がかかります。
全部の鉢にまんべんなくしっかりと
水をやる。
でも、まったく苦ではありません。
今日も元気だね!
とか
おいしそうに水飲むな・・・
なんて感じてきます(笑)
まだまだ自分が全然知らない名前の
花がこの世にはたくさんあるんだ
ということもわかりました。
先日東京の店舗で通勤中に
いろんな花を見かけたんです。
「あ、デュランタ」「あ、アブチロン」
「まだ矢車草が・・・」
と思いながら歩きました。
そしてふと思ったのです
もう生花を扱わなくなって
20年もたつのに、名前がすっと
出てくる・・・
あの時の水やりの記憶とセットで・・・
やっぱりなんというか
強烈な体験だったと思うん
です。それまでの生活と全く
ちがったのと、覚悟を持って
仕事に取り組んでいたので・・
でもそれ覚えてるなんて
私の脳すてたもんじゃなくない!?!?
単に若い時に覚えたことだから
記憶に刻まれているという感じも
しますが、それよりも、好きだという気持ちや
「やったるでぇ!!」という覚悟が
脳に記憶させたのだと思うんですよね。
からからに乾いた土が水を
吸うように(笑)。
覚えたい!という
気持ちって何よりも高い能力に
直結します。
英検のために一生懸命
単語カードをめくっても全然
頭に入らないけど
友達に伝えたいと思ったら
単語も身につく・・・そんなところ
でしょうか。
とにかくデュランタをみながら
そんなことを思っておりました。
好きということと若さでその
記憶ができたのですね・・・
今は若さも情熱も日に日に
衰えてしまってます(´;ω;`)
しかし、その分経験というこれまた
代えがたい武器(笑)
を手に入れているので
若いころの記憶と、中年の経験で
これから戦っていこうと
思います(笑)
(なにと?)