先週金曜日のことです。
長野の実家に車で帰ろうとしていました。
「リフレッシュ工事」、、、嫌だなぁ。
リフレッシュ工事、なぜ昼間に規制をしてまでするの?
片側車線になり本当に混むしいやだなぁ、
と思っていたその道中の出来事です。
名神高速道路を進んでいた私。
目の前に走っていたバスが突然右にそれました。
気づけば、左前には逆さまにひっくり返っている車が。。。
おや?どういうこと?
前に起きた事故で横転した車をバスが避けようとしたのか?
と思いました。
とにかくわからないけど、車を路肩に停めるしか
なくて、人が倒れているのが目に入り、
訳のわからないまま外へでました。
これは、、いまいま起きた事故!!
そうです。
あの新聞にも大きく取り上げられた名神の事故です。
小さな子供が道路に投げ出されているし
ひっくりかえった車からは小さな赤ちゃんを抱いた女性が
「たすけて!!!!まだ中に子供が!!!!」
と泣き叫んでいます。
そこから私も断片的な記憶ですが
車の中から5人の子供を引っ張り出しました。
全員血だらけで泣きじゃくっていたり、
泣くこともできずぐったりしています。
血だらけの3歳の女の子は
怖さのあまり私に抱き着いて離れません。
みんな、震えあがっています。
「なんで、なんでうちらがこんなことに・・・!!!」
何度も車に乗っていた女性(子供たちの母親)が動揺して叫びました。
「はやく、はやく救急車!!!!」
渋滞もしているし救急車はなかなか来ません。
でも、仕方ないです。待つしかないのです。
子供たちは血まみれでぐったりしていくし、
まだ5人のほかに2人の1歳未満の赤ちゃんと
意識のない子供もいました。
(ほかにも助けようとしている人が、何人かいてみていてくれていました)
怖くて怖くて、私もどうしたらいいのかと
ぼー然としてしまいました。
それからレスキューの車が来て
しばらくして私の役目は終わりました。
いろいろ事情を説明し、帰り道がどんなだったかも
覚えていませんが、実家につくことができました。
翌日新聞を見ると
1人亡くなられていました。
本当に恐ろしい体験です。
今回の事故はバスの運転手が完全に悪いのです、
悪いのですが・・・
もちろん、運転手も人を死なそう、
事故を起こそうと思ってしたわけではありません。
単に「わき見運転」してしまったと。
恐ろしいことです。
しかし、その運転手が悪いのですが、
だれしも運転する人ならひやっとした経験があるのでは!
一歩間違えば加害者になってしまうのです。
このテクノロジーが進化した時代、
車社会は遅れている、と考えさせられました。
もっと、後付けでもできるような衝突安全の装置や、
わき見や、居眠りを感知するような装置を
大きなバスやトラックなど取り付ける義務にするべきではないのか?
お年寄りの運転する車は衝突安全の車を!と言いますが、
年金生活の方がそんな高価な車を全員が全員買えるのか?
という問題もあります。(うちの父親も含め)
やはり、どんな車にもETCと同じように
後付けでつけられるような装置が
できたらいいのになぁと考えました。
どうしたら防げるのか?
答えはわかりませんが
車がすごい凶器になるのにも関わらず
そして、スマホやタブレットはどんどん進化していくのに
なぜ、なぜ車に関してはこんなに進化しないものなのでしょう。
最近車での重大な事故が多い中で本当に考えなければ
いけない問題なのではないかと思いました。
一台違ってたら、私の車が
あのようなことになっていました。
そう思うととても他人ごとではないし
事故に巻き込まれなかったことを
安堵している場合ではありません。
どうにか、車の事故が無くなるように
仕組みとして変えていけないものなのでしょうか・・・。
私も車が怖くなったのは確かですが
実家に帰ったり荷物を運んだりと
車に頼らざるを得ない生活をしています。
毎回乗るたびに、気を配っていきたいと思います。