コラム風『ビバヒルが私の青春』

2021.03.12 Fri | CATEGORY:日々のおもい

西宮阪急での催事が無事終わり、
本当に多くのお客様に来てくださって、
毎回感じますが、、、
西宮に住みたい。。
それぐらいお客様がみんな暖かくて
売り上げ、というよりも直接のお客さまのお声がすごく嬉しくて!!
今回イベントさせてもらってよかったと、心から思いました。
新提案の、『filler bouquet +One』(写真)も、大好評。
小さなプリザーブドの葉っぱや小花のブーケに、
一輪好きなお花を添えて飾る、提案です。

「かわいいですね!」
「めっちゃかわいい!」
「全部欲しくなるー」
とか連続して聞くとなんだか忘れていたあのざわめき・・・
っていうと大袈裟ですが、
去年一年イベントができなくて、
ちょっと自信を無くしていたところもあるので、、、
こんなにたくさんの方に来ていただきうるっとしてしまいました。
お客様はありがたいです。
ありがとう、西宮、西宮阪急!!
また、必ずもどってきたい!

さて、いきなりですが
ちょっとコラム風です。

先日、その西宮近辺に住む比較的新しい友人と話していて
「しまこさんは、どうして京都に?」
という会話から
高校生ぐらいのときのことを思い出すことになった。

16歳から18歳の3年間は本当に人生を変える事がたくさん。
多くの人にとってもその3年間というのは
分岐点になるのではないだろうか。

それまで田舎の山の中で
特に大きな刺激もなく暮らしていたわけで。
大きな夢なんて一つも持たなく。
何かの才能があるわけでもなく。

周りの友達は
「考古学者になりたい」
「イラストレーターになりたい」
など目標があり、夢があり羨ましく思っていた。

その私が初めて何かに興味をしめしたもの、それは、、、
1990年代大ヒットした「ビバリーヒルズ高校白書」!!
15歳、初めて見た時の衝撃!
アメリカってすごっ!
なんだあのおしゃれな生活は!!

ストーリーは言わずもがな
ビバリーヒルズに住むセレブな高校生の恋愛やら人間関係やらを
描いたストーリー。
アメリカ人だってあんな生活をしてる人は
ほーんの少しってことは後に気がつく。

ビバヒルみて、英語で見たくなり
「あー英語喋れたらこんな世界に入れるんだ」
などとかなり浅はかな入り口から英語に興味を持つことに。

まぁ、当時の私は(いまでもかわらないといえばかわらないけど)
なんせ小泉今日子真似したけど
全然ダサいショートカットで
意味不明の日焼け止め禁止のテニス部で色は真っ黒。

典型的農耕民族体系で
ビバヒルの登場人物とは似ても似つかぬことに
なぜ気が付かなかったのか?
(それは気が付かなくてよかったのだけど。)

けれど、もうアメリカに行くと言ったらいくんだ!!と
周りの大人を大勢巻き込んで親を説得。
16歳。
単身6週間のアメリカホームステイに!
当時日本人皆無の、メーン州。
(ちなみに、ビバリーヒルズとは正反対の東海岸ですが)

まぁ、そこでもさらにさらに
人生の価値観を思いっきりひっくり返される!
アメリカ、でかい!
アメリカ、かっこいい!
アメリカすげー!!

世界って広い!!!

もう、頭の中夢のような気持ちで帰ってきたけれど、、
現実は厳しく。
部活休んで行ったものだから
帰ってきたら総すかんで、、
居場所がなく、仲良かった友達が口も聞いてくれない!

まぁ、今思えば、真剣にやってるひとたちからみたら
「は?アメリカ!まずは試合に勝ってからいえ!」
てことだろう。

けれど、わたしには、
私の心の中は世界の広さ、とか
違う考え方を受け入れる、だとか
そういったなんにも変え難い考えや気持ちがぐんぐん成長して
部活を休んだことでこんなにもイジメてくる周りの友達が
ちっぽけに見えたのだ!

気がつけば、
なんにも夢がなかったわたしに
目標はできていた!
こうなりたい、というイメージができていたのだ。

それはまさしくかけがえのない経験で、
結果その目標とまるっきりちがう生活をしているいまでも、
全く後悔していないし、
あの経験があるからこそ
何か一つプロフェッショナルになるということの大事さに
気が付いたのだ。。(とおもいたい)

とにかく、なにがいいたいのかは特になくて、
なぜ京都にきたのか?
と考えていると毎回ここに行きつく、
というだけの話で、、恐縮です。

あー、あの時アメリカ留学していたら
今頃どんな人生だっただろう。。

まぁでも、一つ言えることは
「京都に来てよかった!!」
京都は本当にいろんな人と出会える街。
縁もゆかりもなかった人に出会える街。

その京都で、とっても小さいながら商売させていただいている。
それって、結構、すごい経験じゃない?
めっちゃありがたいことじゃない??

と、
これも、世界を少し垣間見たから思える事だろう。。

shimako

投稿者: shimako

「お花を通じて、人と人の心が通う」そんな願いを込めて商品作りをしています。 https://www.pundamilia.jp/