コラム風の続きを・・・

2021.03.19 Fri | CATEGORY:日々のおもい

すっかり春めいてきて気持ちの良い日が続いていますね。
(週末はまた雨予想ですが・・・)

うちの経理スタッフのお子さんも小学校卒業・・・
ということで、卒業&入学式につけられる
コサージュを作らせてもらいました!
写真がそのコサージュです。

コサージュというと
硬いオーガンジーのような素材で作った大きなお花が定番ですが
私だったらこれをつけたら逆に老けてみえるような・・・(;^_^
それで、私ならこう言うのがいいかな!
っていうのを、
その方の好みと合わせて作ってみました。
最近はシックな地味目の色合いのほうがおしゃれ感があっていいですよね。
つくりながら、コサージュはうちの定番商品化しても良いなぁと思いました!

さて、
前回のコラム風「ビバヒルが私の青春」
の中で私が京都に来た理由は・・・
ということを書き出したのに
結局は単にアメリカに憧れる女子高生
ということろで止まってしまいました。

「気になる!」
というそこのあなたへ続きをお伝えします(笑)。
(気になると言ってくれたのは若干1名でしたが(;^_^)

コラム風
「今度こそなぜ私が京都に来たか」

そんなこんなでアメリカにかぶれていた16歳のころ。
今思い返すとまだまだ子供、、、
なのに大人ぶっていたなぁ・・・。

アメリカで
「生きている!世界は広い!」
ということを知った私。
まぁ長野の田舎でいじめられていた小・中学時代を過ごし
高校でもなかなか周りになじめず、
そんな私が生きた心地を覚えたのがアメリカだった。

自由の国というと大げさだが
ヘイメン!ワッツアップ!みたいなホスピタリティにあふれ、
すれ違う人に
「そのスカートいいわね、どこで買ったの」
とか
渋滞で隣合った車に窓を開けて
「まったく、どうなってるんだよね!
ところで、そのステッカーどこで手に入れた?
え?コネチカット、コネチカットに従妹が住んでいて、
え?それは偶然!やっと走り出したぜ、じゃいい旅を!」
みたいなそんな人と人が気軽に言葉を交わしあうことに驚いたし
ちょっとおもしろくなったし、胸がざわついた。

私が居心地がいいのはここかもしれない。
40代になり振り返るとまだまだ子どもが何をいってるのか!
と思うがその時はもうそれが世界だった。

だからアメリカの大学に進学すると決めた。
英語の先生も推薦で入れる学校を探してきてくれ、
留学したいという生徒はあまりいない学校だったので個別特訓。
英語論文を書く特訓をして先生の協力で
両親にも説得をし東京まで受験に。

なんとか合格したものの、
やはり親が治安を気にして許してくれない・・・
連日連夜の話し合いで、なんとか先生を説得するも・・・・
留学は日本の大学行ってからでも遅くない、と諭され。

職員室で大の字に寝転がって
泣きわめいた日は一生忘れないだろう。。。。
先生たちが集まってきて
「き・きのした、おまえなぁ・・・」と
なだめられた(笑)。。

それで結局泣く泣く留学を諦めてその時すでに12月。
受験勉強していない私がこれから
入れるのは4年制の英文科はほとんどなく
推薦の枠のみ。それが
京都の「光華女子大学英米文学科」だった。

大学は確かに偏差値。
けれど入ってからは個人差がすごくあると思う。
熱心ならば偏差値の低い大学だって結構しっかり勉強できる。
いい先生だっている。

大学に入って本当にそう思った。
私はもう少し遊んでも、
と思うほど(でもないか・・・)
まじめに勉強して、英語科の教職免許も取った!
まぁ今はそれが何にも生かされていないけれど
その時があったからこそ今があるのかな。と。

そんなこんなで今にいたるのである!

今なぜアメリカにいないか・・・
つまりそれは
「京都に出会ってしまったから」
なのかもしれない。
京都は閉鎖的で小さな町と言われることがあるけど
そんなことはない。
色んな人が集まる面白い街。
差別的な歴史もあったりするけれど
アングラな文化が実はすごい受け入れられていて。
サブカルやアングラな世界が生活の中に関わっていて。
とてつもなく古くもあり、新しくもあり。
とにかく楽しい街なのだ。

どこに住んでいても、
アメリカのあの自由な感じ、
ホスピタリティ満載なマインドは忘れたくないし、
それは私の中に根付いている。

だから、アメリカだけでなく、
世界中いろいろ行って異文化を見たいし
それには、一つの拠点というものが必要なんじゃないかなあと。

それは私にとって今のところ、京都。

いまは海外どこにも行けないけれど
自分の「プロ」の部分を通して(プリザーブドフラワーです)
いつかまた色んな国に行っていろんな人と出会えたら楽しいだろうな、と
思うこのごろ・・・。

コロナワクチンもいよいよ身近なものとなりつつあり
街は人であふれています。

じわりじわりと、
日常が近づいてきていて浮足立っている感じですが
また逆戻り!とならないように祈るばかりです。

shimako

投稿者: shimako

「お花を通じて、人と人の心が通う」そんな願いを込めて商品作りをしています。 https://www.pundamilia.jp/