茹ってしまいそう、とは
比喩ではなくて本気の感想として声に出るこの暑さ!!
お客さまが少なくて寂しいなぁ~と言ってる反面
「この暑いのに外に出たら危険」
とも思う8月目前の京都です。
しかしオリンピックの盛り上がりと反比例のコロナの混乱。。
テレビを見てもオリンピックで感動した次のニュースは
コロナの患者数の発表。。
皮肉なものです( ;∀;)
さて
この暑さのせいなのか
ホルモンバランスのせいなのか
コロナのストレスのせいなのか
まぁ理由は一つではないはずですが
めっちゃめっちゃ体がしんどい日がありました。
朝起きたら体が重くて瞼も腫れて
いつも目覚めがいいのに
その日は目覚めも悪く眠ーく。。
朝ごはん楽しみな私が朝ごはんも食べず。。
夏バテなのかなぁとおもってましたが
精神的にもしんどくて
やる気がとにかく出ません。。。
多少精神的に落ち込むこともありましたし
いろいろ重なってたんでしょうね。
いつもなら店に入るとシャキッと
するのに、なかなか戻らない(涙)。
今振り返ると本当にちょっと、
危険信号だったのかもしれません。
背中に変な重ーい泥が溜まってるような、、
血が巡ってないような。。
頭のなかは雲が立ち込めてる感じ。。
しかし、、休んでられないなぁと、
大丸店に店頭用のお花を作りに向かいました。
暑いし憂鬱だし、
こんなでお花作れるかなぁと不安を抱きながら足取り重く。
もう気持ちも小さかったので
小さなお花を作るつもりが(笑)
スタッフに
「店頭用のアレンジのお花用意してますので」と
かなりたくさんの花を渡され、、
あ、大きいお花ね~。。り、了解。。
とぐったりしながらも作り始めました。
50,000円から60,000円の大きなアレンジを
目指して作りはじめました。
ユーカリの葉をナチュラルな感じに入れて、、
生花のようにふわっとしたアレンジにしようかなーと、、、
ぼんやり考えながら。
ぼんやり、ぼんやり、、、、
からなんかのめりこんだ感じで夢中になってました。
その間すごい集中力、
お花のことしか考えていません。
はっと顔を上げると7割はできていました!
それから仕上げはこうしよう、ああしよう、
とどんどん作り進めて
やっと完成~~~
え、、なんか、めっちゃかわいい(笑)
すごい、いい感じにできた!と自己満足。
気がつくと
背中の泥はどこかに流れて
頭から首の後ろをスーッと綺麗な水が流れ出した!!
そんな物理的な気持ちよさを感じました。
すごい、すごいな!わたし、お花が好きなんだな
花に、救われたな!
花でデザインを作ることに救われたな!!!
そんなことをすっごい感じで
涙が出てきました(笑)なんて
大袈裟で単純なわたしの身体!
暑くてどんよりしてくらーくて
店員さんもお客さんもどんよりしてるようにみえた
大丸店のカウンターから見た景色が
その時はすっかり明るくてみんながみんな
楽しそう!に感じました。
私、本当に、本当ーに、、
お花を仕事にできて幸せだ
こんな幸せな気持ちにさせてくれて
ありがとう、お花たち!
と抱きしめたい気持ちになりました(ドラマチック!)
ふっと、、走馬灯の出現、、
アメリカの花の学校に行ってた時にきていた
ほとんど学校に来なくて
作ったお花を捨てて帰るような遊び7割の生徒たち、、
「私、お花やってるの」なんて言って
ファッション的にやってる人たちに、、、
シマコはまじめすぎる、もっとあそびなさいよー
といわれ笑われたこととか、
生花店時代に「お前の花なんてすげーダサいわ」
とかいわれたこととか、
店やるなんて100年早いわ!
プリザーブドなんて花じゃない!
とか言われたこととか
思い出して
いろんなことがあったけど
私本当にお花に向かって
20年やめずにやってきて
よかったなぁ。。だってそれがあったから
こんな風に救われる日が来るんだもん。
こんなに集中できることがあるんだもん。
やりがいがあるんだもん!
と
自己満足以外の何者でもありませんが
満たされた、そう
まさに満たされた気持ちになりました。
あんなにどんよりした私の気持ち。
それを救ったのはわたしの中の、
好きなものを追いかけて満足できる気持ちだったのですね!
写真がその、
気持ちのこもりこもったお花です。
ま、みなさんには
フツーにみえるでしょうが
わたしにとっては救われたお花です。
大丸店の店頭に並ぶことになります!
買われなくてもいいから
お客様の目に止まるといいな。
いや止まらなくてもいいか!
だってもう満たされたから!
スタッフや家族、友達には日頃から
救われてるし感謝していますが
この日はお花に救われたのでした。
続ける。
それがわたしの気持ちを
成長させてくれたのかな。
まだまだ20年道半ばなわたしですが
これからも花と向き合って
プリザーブドでも立派なそんな役目も果たせると
胸を張って行きたいと
少し背が伸びたような気持ちのする
日なのでした。
誰にも相談できない時には
お花と向き合う。
それが回復のスイッチ、ですね。