先日友達に誘われてルート・ブリュック展に行ってきました。
北欧を代表する陶板を中心とした作品のアーティストです。
いやぁ。素敵でした。
本当に、色合い、質感、デザインすべてが個性的で美しくて、
見入ってしまいました。
なかなか時間をとって展覧会にいけないこの頃ですが、
わざわざ時間を取っていくというのが大事ですね。
さて、今日は私の友達、
「くるんくるん」のお話を。
初めて会ったのは彼のお家にお邪魔した時。
そのころ彼の相方のハルと一緒で
眼鏡やCDをバリバリ食べたりする(笑)
とてもやんちゃなワンコの二人(犬だけど)。
くるんくるんは私の友達のワンコです。
どこに行くにも一緒で、飼い主と犬、
という言葉では表せないような一心同体のような関係です。
男前のミニチュアシュナウザーなんですが、
男前だけではない、何とも言えない
ツンデレな感じとか、媚びない感じとか、
それでいて時々すりすりしてくる感じとかが
キュン!ですよね。
普通のワンコのように人を見たら
うれしくって飛び上がったり
ぺろぺろしてきたりなんて
皆無!
なのに、なのに!会う人会う人に
それはもう大人気で可愛がられて
私は飼い主でもないのに得意顔でしたよ!
店のイベントにもかならず来てくれて
そうなるともう主役です。
みんながくるんくるんに会いに来る!
そんなアイドル的存在です。
そんなくるんくるんが、先日
亡くなりました。
16歳という長寿で、寿命を全うしたし
最後まで大好きな飼い主と一緒で
幸せな犬生だったと思います。
彼はだんだん調子悪くなってきても
とても老犬には思えない
毛並みのきれいさ、男前さ!
というのもあり、
私は大好きな
くるんくるんが弱ってきていることに
なんとなく目を向けることが
できませんでした。
大丈夫、まだまだいける!と
思っていたけれど
どこかでいつかサヨナラをいわなければ
なりません。
そんな日がついに来てしまったのです。
飼い主に迷惑をかけないように、
介護を長引かせて負担をかけないように、
飼い主のもとで。
ひっそりと息を引き取ったと聞きました。
なんて、親孝行なくるんくるん。
それがまた!泣かせるやつ。。
ハルという相方は若くして亡くなり
その分、自分が飼い主を守らなければ。
という責任感さえ感じていました。
だから、とっても長生きしてくれたし
大きな病気もせずいつまでも可愛くいてくれました。
くるんくるん。
私の手には彼のさわり心地が
ずっと残っています。
つるつるの毛並みが、
少しはみ出た歯が(笑)、
油断するとすぐ毛で隠れる可愛い目が、
不思議な動きのしっぽが。
亡くなってしまってもすべてが五感に残っているのです。
命あるものは必ず終わりがくる。
それはわかっています。
だから、悲しむのはそろそろ終わりにして、
天国にいるくるんくるんに言いたい。
「くるんくるん!今まで本当にありがとう!!また逢う日まで!」