SACRAビルと歴史の旅

2025.11.14 Fri | CATEGORY:日々のおもい

みなさんこんばんは!
プンダミリア、プリザーブドフラワー加工スプン
オーナーの木下志磨子です。

ほんのり秋めいたこの時期が
いいですねー!
樹木が色づき始めて紅葉満開よりも
いい!たまに徒歩で通勤する私としては
街の変化を楽しめるので
毎朝楽しみです。
先日万博記念公園に
行ってきました
雨の日でしたがたくさんの人で
にぎわっていて、昔の万博から
50年以上たつのに色褪せない
太陽の塔。

いまでも
こうして人々の憩いの場になっている、
それも含めて大成功の万博
だったのですね!

さて
最近私の運営する
プンダミリア・スプンの入っているビル
SACRAビルもまた古く、110年前に
建てられたビルなのです。

独特な形、洋風だけど日本的というか
その当時にこれはいい!とされた
モダン建築がはやり
三条通りにはこのような雰囲気の
ビルが並びます。ご近所京都市役所の
あの立派な建物も97年。
ですからSACRAビルは古いほうなんですね。

お客さんは「入りにくい」「気づかなかった」
といいます(笑)。
全くその通りで、
大きな建物の割には狭いエントランス
そして3段ほどの階段。
敷居が高い!とはこのこと。

けれども最近京都のモダン建築
が注目されていまして、いろいろな
方が見学に来られます。
そして、先日京都の都市建築を
調べられている大学の先生に
このビルのことを文献にしたいから
と、プンダミリアのオーナーである
私を取材してくれました。

その数日後、ある雑誌社のムック本で
モダン建築を特集するそうで
これまたプンダミリアを取材して
くださいました。

私は家賃を払ってこのビルに
居させてもらうだけの立場
なのですが(笑)
ビルのことには特に詳しくも
ないですが・・・みなさんやはり
どうしてこのビルに入ったのか?どこが
気に入ったのか?ということが
気になるようでした・・

当時のことをいろいろ思い出し
このビルのオーナー塚本喜左衛門社長と
初めて会った、楽しい時間のことを
お話しました。

私はとにかくこのビル入りたくて
願っていたらありがたいことにそのチャンスを
いただきました。
そして、人気のこのビルに入るための
登竜門であるビルの社長との社長室での
面談の一コマを思い出さずにはいられません。

初対面なのに
「みのむし」というタイトルの
ミラノコレクションに出された
毛皮のコートを着さされて(笑)
※ビルのオーナーの会社は毛皮も扱っています

154センチぽっちゃり型の私と
180ぐらいで推定45キロぐらいの
モデルさんが来た写真と見くべられ
『似合ってるよ!本物のミノムシみたいだ!』
と言われてみんな笑っていいものかどうか微妙な
空気に包まれたあの日を!

この不思議な面談の一コマが
このビルのオーナーの人柄を
よく表していると思うのでお話として
使わせていただくのですが
これは成功です。
この話でみなさん、塚本社長が
堅物のコワイ社長ではなく
オモロイ社長だということがわかって
いただけると思います。

その面談を無事合格(笑)して
今私はこうしてsacraビルにいるわけです。
ありがたいことです。

それにしても、このビルの中で
私を取材してくださるのはやはり
ビルの見た目とのギャップがある
からとのこと!

もうこの店に慣れてしまいましたが
ビルを大好きな気持ち、愛着が
どんどんわく感じ。やっぱり
古いものというのはそういったところに
良さがあるのではないでしょうか。
飽きないどころか、それまでの
ビルの歴史にお邪魔してその旅に
一緒に乗せてもらう感じがして。
その気持ちを思い出させてもらえました。

入りにくい。気づかない。階段がしんどい。
通りがかりの人がまず入らない
そんなこのビルですが、誰が何と言おうが
私はこのビルが・・・好きだーーー!!

このビルならではの
私の小部屋も極小スペースですが
気に入ってます。社長室と自分では
呼んでいます(笑)机上のプリンターは
みんなが使うので
私が邪魔な立場ではあるのですが(笑)

そんなビルで今日もどんなお客様が
きてくださるのか、ワクワクしながら
仕事をしていきたいと思います。

shimako

投稿者: shimako

「お花を通じて、人と人の心が通う」そんな願いを込めて商品作りをしています。 https://www.pundamilia.jp/