黄色い自転車のおじさん

2023.02.10 Fri | CATEGORY:日々のおもい

2月も中旬、もうすぐ春ですよ!
ここでお知らせ!

3月1日から1週間
神戸は三ノ宮駅前の神戸阪急さん二階のエントランスで
ポップアップショップさせていただくことになりました!!

何かと縁のある神戸、
何かと縁のある阪急さんにお声がけいただき嬉しいです!!
神戸の方はお花好きが多いイメージ。
ご自宅用にお花を購入される率は西宮や神戸が多いんです。(私調べ)

また、新たなお客様とお会いできるのを楽しみにしています!!
神戸に行くこと増えて美味しいお店とか探したりして(笑)
(多分そんな余裕ないけど)

神戸の催事はたのしみですね~

さて、
これを書いている今日9日は
私の大事な人の命日。

なんどもこのコラムに登場している
自転車屋のおじさんです。

昔勤めてた花屋のお客さんに
Tシャツ屋さんやってるから
高島屋の催事に来てと言われたから
行ったらおじさんいなくて、

その2年後
自転車買いに行ったら
あの時のTシャツ屋さんが店主やっていた。
そして、赤い自転車を頼んだのに
取りに行ったらアナタには黄色が似合うからと、
黄色の自転車を用意されてた、
そんなおじさん(笑)
実は京都で有名なカフェのオーナーでもあった。

そのおじさんとの
濃い時間は6年ほどだったのですが
その6年のさらに濃いこと!

閉店後の自転車屋さんに行けば
夜食をだしてくれて
悩みを聞いてもらったり
何にも喋らなくて音楽きいて帰る日もあったなぁ
週に2、3回行く時もあれば
2、3週間行かない時もあった。

そこには不思議と、不思議な仲間が
老若男女問わずやってきて
共通点はちょっと変わってるってところだけ。

誰でもウェルカムなようで
そうでもなく、
めちゃくちゃみんなが知り合ってるようで
そうでもない。

本当に不思議な、不思議な空間

集まる人には
私のような凡人はあまりいなくて
みんながちょっと不思議で、
そんな人たちを羨ましく眺めていた

そんな、人集めるおじさんは
ふわっと生きているようで
結構ビジネスとしてちゃんと成り立ち
そのバランスがとてもいい感じだった。

私はそこにキョーレツに惹かれていたと思う。

誰に対してもニュートラルな接し方で
抑揚がなく、いつでも丁寧、
そんなところも好きだった。

結局そのおじさんからは
アート的なビジネスのやり方と
計算されたビジネスのやり方を
背中で見せてもらっていた。

私はそんなカリスマ的にビジネスはできないのだけれど
すんごいバランスで成り立ってることはとても面白く、
時々言われた
「とりあえずモノを売るってことは案外簡単で、
やろうと思ったらやり方があるんです。
でも、そんなことしたいわけじゃないでしょ、アナタ。」

その言葉は当時は
え?簡単に売れるなら
教えてよ!どうやるの?とか
思っていたが今になりその意味が
やっと、やっとわかるのです。

そういった、おじさんからの教えは
時々天から降ってきて
あぁ!こっちだ!と進む道を標される。

2月になると自然におじさんを
想い、命日であることを思い出す。

今日お墓参りに行きました。
そこに魂はないとおもいながらも
象徴するものがないので
お墓に抱きつきたい気持ちを抑えて
じっくりじっくり対話してきました。

そのあとのカフェでおじさんの
店でかつて集まった仲間と偶然出会い
引き合わせられた気がした。

亡くなる数日前に
病室で2人きりのとき
私の手を自分の胸に当て
ぎゅーっと握りしめ
「ワタシのパワーをあげるからがんばって」と
力強く言ってくれたのです

がんばります
ほんとに、わたし。

不思議な縁をたくさん作ってくれた
おじさん。

11年経ってもはっきりと
色褪せない想い出たくさん
こんなにたくさんのことを人にあげられる
おじさんすごい。

ありがとう、がんばります。

私はほんとうに色んな人からの
支えで生きているんだなぁと
ありがたく身に染みています。

※わかる人にしかわからない
コラムになり申し訳ありません。
私の現在の気持ちの記録にお付き合いいただき
ありがとうございます!

shimako

投稿者: shimako

「お花を通じて、人と人の心が通う」そんな願いを込めて商品作りをしています。 https://www.pundamilia.jp/