最近お久しぶりな方にお目にかかることが多いのです。
なんばマルイのワークショップに参加してくださった、
とあるダンスカンパニーのファンの集い?
で出会った方が来てくれました!
私はそのダンスカンパニーのファンであることを隠してはいませんが
なにせそんなに有名でもないけどたどれば知っているという感じなので
説明がとてもややこしくなりあまり公表(笑)していません。
公演自体も結構独特なので万人受けじゃないようでして・・・
でもファンはみんな熱烈!
私はいつも一人で公演をそっと見に行っているだけの人なので
そのことについて語る人もいません。。。
そこで!ファンの方が参加してくれたのでもう私はうれしくって!!!
その話ばかりしてしまいました・・・(-_-;)
10月は兵庫県で公演があります!待ちきれない!!!
それから本店にもお久しぶりの知人が来てくれまして・・・
とてもうれしいのです。
つながりって、大切です。
さて、そんなつながりがつながりを呼んで
昨日2021年9月16日は
プンダミリア16周年を迎えました!!!!
16周年。赤ちゃんが高校生になるぐらいです。
残念ながらそれほどまでの発展はありませんが
続けている、ということが
自分自身の根性というか、執着というか・・・
なにせいろんなことが起きながらも
ひたすらに来たら16年たっていた、という感覚ではあります。
開店当初のことを思い出すことは
あまりないのですが・・・
あのころは本当に大変だったなぁ。。。
もがいてたなぁーーーいや、
今でも十分もがいてますが
もっとなんというか、幼稚だったなぁと思います。
でもその甘さがなければ気が付かなかったこととか、
教えてくれなかったこととかたくさんあるのです。
何より、そのころは今より希望とか情熱にあふれていましたね!
何としてでもやらないと!がんばらないと!!
というがむしゃらさだけは
もう二度と取り戻せないような気がします。
母とその母である祖母は
自分で事業を起こして経営していました。
小さな規模ではありましたが
祖母に至っては50代から自分で独立して
建築会社を始めたのです。
母も20代でレストランというか料理屋さんを始めました。
そんな女性(ふたりともおっちゃんみたいな人でしたが、いやそれ以上)
が独立している家庭に育ったせいか、
私は自分で何かをしたいという欲が地味に心にしみついていたのでしょう。
はじめは
「私は平凡だけど会社員になってキャリアウーマンとして働きたい」
という思いがありましたが(笑)
実際サラリーマンをしていると
なんと合わないことかと。。
体を動かして仕事をする方が好きだということがわかり
ちょっとかじっていた程度の花を目指し始めました。
花屋で働いていると水を得た魚のよう!
もう毎日が楽しくて新鮮で
花屋になるってこんなに楽しいことなんだ!
と思い始めました。
もっと世界の花屋を見てみたい!
とアメリカのフラワースクールに留学し
帰ってきて京都の花屋さんに戻りました。
楽しかった、楽しかったのですが・・・
これ、永遠に続けるの
無理じゃない?と思いだしまして・・・
おばあちゃんになったらどうするの私?
重いバケツ運べる?
大量の花持てる?と思ったりして。。
そして私がやりたかったことは
花屋の店員ではなくて自分で店をもつ
ことなんじゃなかったのか?
と花屋の店員としてこのまま
い続けようとしていた自分を奮い立たせて独立したのでした!
プリザーブドフラワーではありますが
自分の目指していた生涯働ける仕事、
だと思い、このお花の将来性を信じて独立!
開店してから、
自分がなんと無知なまま店をだしてしまったんだろう!
という壁に毎日10回ぐらいぶつかってましたね!
それでも、それをなんとか乗り越えて
ちょっとずつ知識や経験が増えて
今日までに至ります。
ある日阪急(初代開店したのは四条河原町阪急でした)内で
有名なディスプレイの人が四条河原町店の全店向けに
講習を開いたのです。
「僕、昨日閉店後にこっそり店内中を回ってみたんです。
その中でよかった店舗とダメだった店舗の写真をとったので
見ながら解説しますね」
といってスクリーンに映し出しました。
なんと・・・・
例に出てきたのは、わが店プンダミリア!
えーーーともちろん
ダメな方の例です。
「これね、全然ダメ。
わかってない。お客様の目線、考えてない。
(横文字で)なんちゃらなんちゃらもないし
なんちゃらなんちゃらもわかってない」と
よくわからない説明でかなりののしられて
もう顔から火が出る思いでした!!!!
大勢の人の前に立たされて
「VPがとにかくまったくだめ、VPわかる?」
わかりません・・・・。
「あ、そう、そんなこともわからないでVMDできないでしょ。」
そもそもそれがなんなのか・・・?
もう本当に泣きたくなるほどの
恥ずかしさでした!
そこから少し本で勉強したり
いろんなお店を見に行って
ちょっとはましなディスプレイに
なったのかなと思いますが。。。
まああの経験がなければ
いまもなおダサいディスプレイをしていたかもしれないし、
続けていられなかったかもしれないですよね!
改善の余地があったし、商品としても面白いから
あえてこれを選んだというようなことも付け加えられたので
ちょっと救われましたが本当にへこみました。
凹んだからこそ、がんばりたい!という
気持ちがわいてくるし勉強もするものです。
無知というのは
すごいです、すごい行動力を生みます!
恐れない心がありますから。
そんなこんなで16年間
高い壁に当たったり分厚くて全然先の見えない
壁に当たったりしてきましたが
なんとか続いています。
私のこと忘れてしまったあの人にも
あの人にも、あの人にも
「私は何とか店を続けています」と
知らせたいような気持です(笑)。
プンダミリアは私の人生そのもの。
店が順調だと私も健康。
店が不調だと私も不健康。
いろいろありますが、
プンダミリアとともに
これから20年、30年に向けて
歩んでいきたいと思います。
みなさまどうぞ今後もよろくおねがいいたします。