京都の色

2021.10.29 Fri | CATEGORY:日々のおもい

いよいよ全国で飲食店の時間制限などがなくなりました!
パーッと飲みに行こう!!!っていう
流れにすぐならないのが慎重派日本人。

私も解禁後も夜の外食は相変わらずしていません。。。あ、
ちょっとだけ行きました。
居酒屋に行きたすぎてちらっと入ってみましたが
何と満席状態。
何とか席があり座ったものの、
早い時間なのにすでにできあがっているおじさまたちが
結構な密度で大声で話してタバコをほぼみなさん吸っていて
仕切りもないしマスクもない(笑)。

そりゃぁ私もコロナがなかったら平気だったわけですが
女性一人・・・
なんか場違いな感じを察知して食べ物だけさっと食べて
ウーロン茶飲んで出てきました(;^_^A

若者・女性は慎重派が多く
おじさんはもう我慢してたんだから、
弾けちゃうよ!派が多いのかもしれませんね!

これで本当にまた第何波が来ないことを
祈るばかりです。。。。

さて
私がプリザーブドフラワーを販売し始めて16年。
16年間ずっとおもっていること。
「自分で好きな色に染めて販売できたらいいのに・・・」
プリザーブドフラワーは生花を加工して染色することで
花のかたちがそのまま残る、というお花です。

私を知っている人はお気づきかもしれませんが
私の服装は大体色が何色もつかってあります。
「おしゃれな人は3色まで」
というセオリーを完全に無視した態度で挑んでいます(笑)。

例えば…今日は地味な方ですが
紺色のシャツに小さな赤と白のドット、
パンツはグリーン、
靴下は紺地にオレンジ・ピンク・ブルー・グリーンの
大きなドット・・・

色遣いが激しい。。
そこはもう世間でいう
おしゃれは置いておいて好きかどうか、
ですよね!

そんなこんなで私はとにかく色合わせが楽しくて
この仕事をしているのもそういったことからでもあります。

現状プリザーブド化されている材料を仕入て
それをデザインするのがプンダミリアのメインの仕事で
もう一つの「スプン」は
生花をメーカーさんから仕入れたプリザーブドの液体を使って加工する仕事。

それで問題はなかったのですが
もっと、好きな色を表現できないのか!
というところに突き詰めると行きつくわけなのです。

そして、いろんな花材をプリザーブド化したい!
という強い思いもあります。
バラがメインのプリザーブドフラワーですが、
私自身の一番好きな花は
実はバラではなかったり・・・
もします。。

かといって、じゃあどうすれば?と
自分でいろいろ試せないかとか
いまから8年ほど前にたくさん実験していたのですが、
うまくいかずに挫折・・・。
そこに関してはのらりくらりとやってきました。。
ところが、染色の会社をしていらっしゃる社長さんと知り合いになりまして、
いろいろそんなお話を聞いてもらい、
興味をもってくださいました!それで
ちょっと進めようか!としていたところ
布の染色と花の染色はやっぱり全然違う!
ということに。
さらにご紹介いただいた違う染色屋さんに一緒に相談に行くと
まあまぁ・・・と
とりあえずストールを染めるところから・・・
同行してくださった染色会社の社長も
いまさら・・・と苦笑いしながら
付き合ってくださいました!

でも、染色を甘く見ていた私。
何気につかっている「色」とっても奥が深いです。
今やなんにでも色が使われていますよね!
紙の印刷、布の色、プラスチック、塗料・・・
それらは全てもちろん相手の素材に合った染料を使っていて、
化学式が存在するのです。

なんとなくわかっていても身近過ぎて
考えたこともありませんでした。

ということで、
花を染めるのはそれはそれは大変な苦労が伴います。
ストールは染料を水にとかして染めます。
花は水が伴うとダメなのです。
花が生きていくには水が必要なのに
表面からの水にはめっぽう弱いのです。
あぁ。できない。できないのか!

「おとなしく、メーカーさんから仕入れて
デザインだけしておけばいいのだ!」という
悪魔のささやきが聞こえてきますが、
そこはブンブンと首を横に振り!
なんとか形にしたい!と。
そんな気持ちが通じたのか、次への道筋を
ストール染色の社長さんは繋いでくれたのでした!

まだまだ道のりは長いですが
自社でプリザーブドフラワーの液体まで
できたら本当にすごいことだと思います!

やるなら相当な量ができるが
そんなに需要があるのか?とか
もちろん費用も相当掛かるだろうし・・・と
さまざまな問題がありますが
とにかく独自のものを作りたい!と
切なる思いでこれを突き詰めたいと思います!

それにしても、人の縁っていうのはすごいですよね。
とくに京都は簡単に紹介して貰えないところだと思っています。
でも、熱意が伝われば力を貸してくれる!
そんな街でもあります。

さらに行き着いた会社の社長さんには
「あんた、会社は京都なんやな、京都やな!」
と念を押されました。
あぁ、私が長野出身とは言い出せない(・_・;

そんなこんなではありますが
みなさんのお力をお借りして
少しでも目標に近づくようにがんばります!

素敵な色、京都の色の
京都らしいプリザーブドフラワーを
作っていきたいです!!!

写真は染色体験をする染色会社社長の写真(笑)。
shimako

投稿者: shimako

「お花を通じて、人と人の心が通う」そんな願いを込めて商品作りをしています。 https://www.pundamilia.jp/