喫茶店のモーニングから。

2020.03.06 Fri | CATEGORY:日々のおもい

いずれ、マスクしている人を見ると
「あ、あの人お金持ちね」
とおもう日が来るのでしょうか。。
これは歴史に残る大事件ですね。
どうか、早く思い出になる時が来てほしいと願って止みません。

さて、
もっぱら食べるのが好きな私。
先日、1日3食食べれたとして、
40年生きられたとしたら残りの人生で何回食事をする回数があるか、
という話になりました。
その計算でいくと43800回。
その数字が多いか少ないかは別として、
限りある回数、妥協せずに食べたいものです。

私の1番の贅沢は
「食べたい時に食べたいものがわかり、
それを食べるのが可能な状態であること」

高級なものを食べること、ではなく
食べたい!と欲するものがその時に食べられる。
それこそが、幸せなのです!!

いくら、松坂牛の分厚いステーキだって、
体調がイマイチの時にはご馳走、
ではありませんよね。

私にとって朝ごはんはとても大切で、
喫茶店のモーニングが大好きです。

父が名古屋出身、
母は朝は喫茶店、昼は定食、夜は宴会場
という形態の店をやっていたので
喫茶店文化が根付いているのかも
しれません。

子供の頃から朝は喫茶店を少し手伝っていたし、
これがいいなぁ、という理想もあります。

厚切りトーストに縦一本、
横二本と切れ目を入れて焦げ目が少しついたところで
バターを乗せてさらに焼く。
それが母のこだわり!

しゅんだ、バターがなんとも贅沢な美味しさです!

そこに、ザラメをかけて食べる人もいれば、
ジャム派、父は粒餡派。
私はバターだけ派でした。

サラダと卵は先に出し、
熱々のトーストは後で出すスタイル。

トーストは焼き立てに限ります!

同じ材料でも、一皿に全部のせるのではなく
タイミングを見て食べごろに、熱々を出す。
これが、なんとも贅沢なんです。

先日入った喫茶店では、
ホットケーキを頼みました。

まず、たっぷりはいった、メープルシロップの大きなガラスジャー。
これは!!期待が持てます。

そのあと厚めの綺麗な焼き色のホットケーキが2枚。
たっぷりのバター。
店員さんが
「間にバターが挟まってます」
となんとも泣ける一言を!

きゃーっ!それそれー。私の理想。
そこにたっぷりのシロップをかけていただくのです。
あー、幸せ。。

・・・あ、おもわず私の
喫茶店への熱い思いを語ってしまいましたが

それ、なんですよねぇ。
手厚いサービス。妥協しないサービス。
お客目線。

プンダミリア、スプン共々
お客目線のサービスとは?
と考えさせられます。
チェーン店、大型店が当たり前の現在、
我々のような小さな店の強みは、
とことんまでのお客さん目線を持ち
それをすぐに実行できる環境にあるということ。

プンダミリアにとっての
ホットケーキに挟まったバターの存在って
なんだろう?
と突き詰めて考えていきたいと思ったのでした。

あぁ、喫茶店に行きたいなぁ~(笑)

ホームにフラワー。

2020.02.28 Fri | CATEGORY:日々のおもい

ウィルスの大騒ぎで、かつてないほどの混乱が生じていますね。
私は通勤が地下鉄だったり車だったりするのですが、
京都の地下鉄はそこまで、混みあわないですし
第一手に入らないので花粉症に備えて節マスクの私はマスクをしていません。

それで打ち合わせに行くと
「あれ?マスクは?しないと!」
と必ず言われます。
逆に「え?どうしてですか?」
と聞くと誰も正しい答えを教えてくれません!!

世間が言っているからマスクしないと非国民的になるのが
怖いという感じがして、怖いです(笑)。

新コロナウィルスというものの真を知らないのですが、
これ以上二次被害が広がらないように
平和が訪れることをねがってやみません。。。

さて。
昨年4月に大丸店を移設(大丸の中で)したのですが、
またまたまたまた移転することに!!!!
なんと、大丸に来させていただいてから9年にして5回目の移動です。

あちゃー。。
最初はこんな心境でしたが逆行にたくましい私は
少し面積が広くなるし、趣向を変えて楽しもう!と今は思っています。

そこで、新しく取り入れることが一つ。
私がずっとやりたかった、自宅使いのお花。
名付けて「a few for home use」
アヒュウ、フォーホームユース。
2,3輪をご自宅用に。という提案です。

今までになかった長いタイプの葉っぱや枝物、
茎付きのお花をバケツに入れて選んでいただけるようにご提案。
お花屋さんで自宅用のお花を選ぶ楽しさを味わっていただきつつ、
プリザーブドフラワーの枯れない良さもわかって頂けるという
選ぶのも飾るのも楽しいお花です。

今日はそのスタイルのスタッフ向け講習会でした。
最初は、お客様からの提案と仮定して・・・
と私の説明の後に試作をしてもらったのですが
みんな、テンションが上がり切らず、
あまり手が進まなかったのですが
「では、自分の家に飾るとしたらどんなお花を作りたいか?どこに置くか
なぜこれを選んだか説明も後ほど聞きますね」と言ったところ
急に笑顔になり、ささーっとお花を取り出しました!
わ、わかりやすっ。
みんな、みんな自己愛が強いのです、
人間ですから!

でもそれってとっても大事なことで
お客様のお花を選ぶときにも
「お客様の立場に立って」とはよく言いますが、
それってとても難しくって
お客様の立場に立たなくても、
「自分だったら」と考える色々ひらめくのです。
だから、「自分だったら」というのが
実はお客様にとってもとてもいい提案になるし、
それが「親身な接客」ということになるわけです。
素人考えですが。
私はこうやって20年、いや、高校生のアルバイトから
したら30年近い接客人生で学んできたということになります。

自分だったら、というので作ってもらったところ
「部屋を明るくしたかったから」と黄色系
「ナチュラルな感じで飾りたかった」と白、グリーン
「お母さんへのお供えのお花」で好きだった色のオレンジを入れて

などなどとても個性あるけれど素敵なお花ができました。
やっぱり、魂がはいっているというか
思いが詰まったお花って結果とても素敵に仕上がるもんです。
それが、ぶれると、ずれてしまうし
ちょっと違うなぁ、と納得できないものになります。

やっぱり、選ぶ良さ、自分のものだと思って
イメージして作る良さというのはそこが違うものです。

あぁ、お花っていいね。
(朝早い講習、じゃまくさいけど来てよかったな)
と・・・(笑)。
スタッフみんなが思ってくれたのではないかと思っています。

お花っていいね!
そうスタッフが思えるお店、であるように
私自身がもっともっとお花の良さ、
楽しさを伝えていけるようにがんばらないと!
ウィルスに負けてられない!
と思った朝なのでした。

東京、京都、アート。

2020.02.21 Fri | CATEGORY:日々のおもい

暖かくなったり冷え込んだりよくわからない2月です。
体調を崩しがち、そしてぼーっとしがち(私だけ?)なので
ぼちぼちやりましょう。

世間ではコロナウィルスの件で影響が出て出て、大騒ぎです。
もっと早くの、そして正しい対策があったのでは?
という声をよそに
「不要不急の外出は控えて」と
わけのわからない警告だけを出す日本に疑問を持ちつつ、
まぁこんなんだから政府に頼らず自分たちで判断して行こう
という流れになるんじゃないかなぁ
結果若者の投票率も下がるよなぁ

コロナウィルスから政治を憂いている今日この頃です。
間違っていても、絶対謝ってはいけないという決まりがあるんですかね?

 

さて、先日東京へ行ってきました。
東京って、ほんとすごいですよね(笑)
六本木ヒルズ、ミッドタウン、現代美術館、
と回りましたが何時来てもすごい。
と思います。
おしゃれだし、心をくすぐる作りになってます。
セレブに、とかではなく
将来を担う若手アーティストの心をもくすぐる、
美術館や美術館自体の作りも感動的です。

美術館といえば、
京都もリニューアル中の美術館がありますし、
現代美術館もありますが、
規模がちがうし展示の内容もすごくよい。

それは、来場する数がちがうし
力(予算)をかけられるのがそれはそれはちがうと思うのですが
それにしても、良いです。
とても刺激に、勉強に、なりました。

展示の感想はまた、として、
なぜ関西にこんな空間が1つとしてないのか?
とても疑問です。

大阪は東京に次ぐ大都市。
しかもアートに力入れているはず。
けれど、ここまでの規模の美術館がない!

古くてよい美術館はあるけれど、
新しくできる施設に、なくないですか?
例えばグランフロントに、
すっごい大きな場所をとって現代の美術館を作るとか、
そんな発想なかったのでしょうか?

採算の問題なのでしょうか?

でも、どちらが先か、わからないしそんな素敵な場所があれば
人も集まりますよね。
人の集まるところに、
アートスペース、ザ美術館、ではなくて、
展示の仕方、仕組み自体が楽しめるような場所があれば
すごく魅力的なのになぁ、とおもった次第です。

東京まで来ないと、それを感じられないなんて!

かといって、ここ、京都は
歩いてるだけで何百年も昔からのアート的なものに出会えるので
それはそれで素晴らしいとは思いますが。

京都は
本当に素敵なお寺、寺の庭、町家、建物が溢れています。
伝統、歴史が街に溶け込むアート空間です。
毎朝、毎晩、そんな風景を視界にいれながら、
歩きながら感じることが、贅沢だなぁとも思います。

京都は、昔からの街がアート。
東京は、後天的ですが、偉大な現代アーティスト、
が集まる場所。

どちらも、本当に刺激を与えてくれます。

そんなことを感じつつ、
東京に住んでみたいなぁ、一度。

とおもった一泊2日でした。
おばあちゃんになったら実現できるかな!

自身、再確認。

2020.02.14 Fri | CATEGORY:日々のおもい

先日、インフルエンザになりました。
病院へ行くと
「あなた、去年の今日もうち来てるね、インフルエンザではなかったけど」

そして、Facebookの投稿を見ると2年前の同じ日
「インフルエンザになりました、ご迷惑をおかけします。」

そして、5年前のその日から6日後
「インフルエンザから回復しました、今日から出勤です」

すごい。その日は私にとってのXデー。
そういう神秘的なことと無縁の人生でしたが、
まさかのインフルエンザXデーが私に合ったとは。
こうなると、諦めの境地です。
来年なにがやってくるかな!

さて、
先日関西ウーマンというWebマガジンの取材を受けました。

https://www.kansai-woman.net/index_s.php

関西で活躍する女性のためのWebマガジンです。

最近は、私自身も雑誌や新聞を見るよりも
有料無料ともにネットで記事を読むことが多くなりました。
こういった記事でたくさんの人の目に触れることは大変嬉しいし、
ありがたいことです。

また、この記者の人の情熱というか、、
とても面白い人で、
どんどん引き込まれていってペラペラと
いろんなこと思い出して喋ってしまいました!
こういう人が政治家の取材なんかしたら面白いんじゃないかなぁ。

ともかく、この取材で、
私自身が自分のルーツに気付かされたり
思いに気付かされたり、
本当に大切にしたいことは何なのか?
と考えることができました。

なぜこの店を始めようと思ったのか?
そういった気持ちの部分と

経営していくのにあたり
何が大切なことなのか、
というセオリーの部分

両方が必要です。
しかし、気持ちの部分というのが最も大切であるということを
再確認しました。

何が目的かを見失うとどんな経営的にうまくいっても
満足できないだろうしそれは長続きしないものに
なってしまいます。

逆も言えますが。
夢ばかり語っていても経営はうまくいかない。

しかし!どうしたいのか?
何がしたいの?
このお花がどんな役割んはたしてほしいの?

そこを突き詰めて考えると自ずと結果が出てきます。
それで自分の目標に合った規模の将来像が見えてくる。
のかな?と。

私はそこで再確認。
とにかく、このお花が、
私の考える花の価値が日本を離れても伝わるようにしたい!

その一歩が台湾である、と。
どこでもいいんですが、台湾は私にとても合う気がします。

もちろん日本のお店を大事にして
目の前の人にも喜んでもらわないと、
ですが。

そんなこととか、思いながら
世界の、アジアの、日本の、京都の、中京区の、
三条通りの、sacraビルの
2階にいる私をしっかりと見つめて、
私に何ができるのか思いついては、消して、
また思いついては消す作業を繰り返して行きたいと
思っているのです。

幸せの連鎖!

2020.02.07 Fri | CATEGORY:日々のおもい

急に寒くなりました!雪が積もれば楽しいのですが!
まだまだですね。

さて。
私は無論毎日メールチェックをしていますがとんと、
宣伝のメールか仕事関係のメールしか来なくなりました。
それが、突然、ある方からのメール!
それは10年前に購入いただいたお客様からのメールでした。

こちらのお客様、阪急(四条河原町)に入っていた時に、
彼女へのプレゼントを探しに来てくれました。
その後プロポーズするからと、
リングを入れられるお花を作ってほしいとオーダーされました。
そののち、プロポーズを受けられた奥様と共に、
結婚式のブーケをご注文に来てくださいました!

それで、その後もなんどか来てくださったのですが
お引越しやなにかでなんと、あれから10年。
結婚10年の記念のお花を私に作ってほしい!
とご依頼くださいました!!!

なんと、10年もたつのに、一花屋のことを、
一販売員のことを覚えていてくださったのです!!!
もう、とってもとっても嬉しくなりました☆
それですぐにお返事を差し上げて、
今月末来て下さるので楽しみにお待ちしているところです。

そして・・・・
月曜のことです。
ご夫婦がプリザーブド加工の依頼に来てくださいました。

お話を聞くと・・・
はじめ、ご主人がプロポーズに
丸い箱に入ったお花を購入下さいました。
いろいろ近所にもプリザーブドフラワーを売っているところがあったのですが
こちらを見て、これがいいと決めました!
と。。。

それで、そのあと無事結婚式がきまり、
結婚式の時にご両親へプレゼントされるお花を
うちにオーダーに来てくださったのです。
それから!
結婚式で使った生花のブーケをプリザーブドフラワーに加工する
ためにうちに来てくださったのです!!!
旦那様の言葉を借りると
「これでコンプリートです!」と。
大丸店、プンダミリア本店、スプン、と
すべてをコンプリートしてくださったわけです!!!
とってもとってもとっても感動してしまいました。。

しかも、前半に書いた方と同じように
段階を踏んで来てくださっています。
なんだか、、とても驚きました!
これが、引き寄せというやつ????
って感じです。

すごいですよねぇ!
プロポーズ、結婚式、そして結婚記念日!!
幸せの連鎖を感じます。

本当に本当に幸せな気分にさせていただいて、
感動しちゃいます。
どうか、この感動をずっと忘れないためにも
素敵なお花を作らせていただく!
これこそが私たちの使命です。

来週はバレンタインデー!
愛を届けるお手伝い、できますように!

恋、ときめき、アドレナリン。

2020.01.31 Fri | CATEGORY:日々のおもい

予想以上の暖冬となり、うれしくもあり
予定していたスキーするぞ!
という意気込みがまったくなくなり
少し寂し気な冬を過ごしています。
あったかい方が、格段にいいのですが。。。
雪国育ちとしては、雪がない冬なんて餅巾着のないおでん・・・?
いや餅巾着は好きですがそんなに食べませんが・・。
とにかくさみしいものです。

さて、さてさてさて。
世間ではウィルスと不倫が大きな話題らしいですね。
私はとにかく、同じことを何度も繰り返すテレビプログラムが
好きではないのであまり見ません。

とはいえ、あのイケメンなのに
子煩悩的な俳優さんに何があったのか
まったく気にならないわけでもありません。

それで私なりに考えてみたんです。

最近ね。
男性の(50代~70代)お客様が多いのですが、
好きなアイドルとか、贔屓にしているお店のママとか、
知り合いに近いアイドルとか・・・
そんな方にあげたりするお花を買いに来られたり、
または、話をしていたらそんな人がいる、という話になったりします。

もう、みなさん、そういう話となると
目をキラキラさせて!時間を忘れて!
夢中でお話してくれるのです。

例えば、 現実から少し遠いところだと・・・

「このアイドルはこういう経緯で好きになったんです」
とか
「このアーティスト、実は結構苦労してる子なんです」
とか。

現実から少し近いところだと・・・
「このママは○○歳で独立してがんばってるんや」
とか言って写真を見せてくれたり。
「この子は本当にようできた子でな・・・美人やのにようきがきくんや!」
と名前を教えてくれたり。

いずれにしても、
非現実的な相手なのですが、
共通点は「恋してる目」をしていることなんですよね!
変な意味じゃないですよ、「恋」といっても色々あります。

現在殆どの国で一夫一婦制なのですが、
結婚したら、そこで
「はい。あなたはこれから夫、もしくは妻以外のだれにも目を向けてはいけません!」
となるのでしょうか?
例えば25歳で結婚して90歳で亡くなるとしたら
その長い長い65年間は恋しては行けない・・・と?

だけど、こういった、ファンを作ったりすることは
目を輝かせる!生きる喜びをその方たちに与えている!と
私はとても実感しています。

実際に恋愛とは違うけど、ときめきを感じているのです!!
なんて健全じゃないですか!!!!

問題は、非現実的なものを現実にしてしまっては台無しということです。
現実には楽しいことだけではなく目を輝かせることもあれば
心をかき乱されることもあるのです。
人を傷つけることもあるし傷つけられることもあります。

だから、そのちょーどいいのが
アイドルとか、ママさんとか(マスターとか?)、
そういう存在!

要は相手はわきまえて、
恋の対象になっている相手ということです。

だから、私はあの俳優さんが
単に恋をして目を輝かせていただけなら
良かったのにね、と思ってしまうのです。

私も含めて、「誰かのファンになる」っていうのは
擬似的に恋のような、
いや、もしかしたら恋以上のときめきを感じられるから
やめられないんでしょうね!
私は音楽を聞くのが好きで、ライブに行くのが好きなのですが、
もう脳内が幸せホルモンで溢れていると感じます。
アドレナリンが分泌されてる!と感じます。

それが、男性として、とか女性として、
という垣根を超えて「ときめける」「夢中になれる」
ということが生きる活力になっているような気がするんですよね。

だから、幼い子供3人いる人が不倫することは
全くいい事とは思いませんが
なにかにときめきを見つけて夢中になれるというのは
やめたくてもやめられないそんな気がします。

いやぁ、それでも、やはり人を傷つけない方法で、
ではないとダメですねぇ。

どちらにしても、私の持論ですが
恋は端的なもので、愛は永遠のもの。
恋はすぐ終わるところが、よいところ?
愛に発展したら、それは恋ではなくなり、
愛はたくさん配れないんじゃないかなぁと、
思うのです。だから一夫一婦制が成り立つのかなぁ?

恋、と愛。難しいテーマでした。

またまた台湾の話で恐縮です。

2020.01.24 Fri | CATEGORY:日々のおもい

私は今台湾に来ています。
こちらは1月だというのに日中は25度!
朝夕も、18度ぐらいでとても快適です。
食事も私にはとても合うし、毎年この季節は台湾に移住したいほどです。
冬なのに湿度があり、髪の毛や肌が日本にいる時ほどカサカサしません!
台湾の女性は美肌が多いと思っていましたが、これが理由かもしれませんね。

こちらでは、まず、私が有名なフローリストのレッスンを受けました。
台湾は、今すごくおしゃれなものにみなさん興味を持っていて
色使いも、渋くて落ち着いたお花をたくさん使いました。
「風を感じる」というテーマでしたが
テーマに沿って花を作るというのはなかなか楽しいものです。
言葉が通じなくとも、使うお花はもちろん全て知っているお花でしたし
お花(や何か)を通じてコミュニケーションできるっていうのは、
1つの職を身につけたことの強みだと感じました。

さて
それから、次は私の番。
花屋さん向けに正月の飾りのレッスンをしました。

台湾の旧正月といったら
赤と金色の派手派手なイメージですが(もちろん、今でも一般はそうです)
モダンなスタイルにしたので、選ぶのはみなさんやはり、渋い色。
グレーや、茶色が人気で驚きました。

台湾は、日本(東京)からとても影響を受けているように思いました。
顕著なのが、本屋さん。
蔦屋書店が日本ではどんどんおしゃれな展開をしていますよね?
こちらでも蔦屋?とおもうほどの作りの本屋さんがあり、
東京では古い倉庫や、高架下をリノベーションした
おしゃれなスペースがありますが、
そういったところもこちらでは人気です。

しかーし!もはや、日本は追い抜かれているのでは?
というぐらい、面白いアイディアがデザインの中に溢れていました!!
そして、どこもすごい人です。

そうなると、「真似」というより、
インスパイアされたうえにさらに独創性を足された感じになっています。

驚くほど、若者(20代から30代)たちは
どうやっていい写真が撮れるか、
にこだわっているし、
デザインが良いものから人気が出るということを分かっています。

写真映えするところが人気が出るし
いかにシンプルかつおしゃれであるべきか
みたいなことにこだわっているように思います。

私の作る花とは、コンセプトは少し違います。
私は、コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな建物に似合う、
モーヴな雰囲気、を目指してはいなくて(台湾はほぼ100%そんなデザインが
人気です)
もっと、キュートで、ポップで、ハッピーな感じのお花を作っています。

だから嗜好が少し違うかもしれませんが、
そんななかでも、ポップなハッピーなデザインがあってもいいんじゃないかな、
って思いました!

とはいえ、店をだすなんて大層なことは考えていなくて、
でもいつか私のお花がこちらで役立つときがくれば嬉しいと、
心から願います。

ちなみに、今回台湾に来て普段全く完全に言われ慣れないことを
何度も言われました。
「あなた日本人?可愛い、きれい」というような意味です。
全て同行してくれた台湾人の女子が通訳してくれるのだから
多分、あってます。

あ、100%、60代から80代の女性にに、ですが。(笑)
いろんなお店に行きましたが、
なぜか、その世代の女性によく褒められました!
私は日本で容姿を褒められることなんて皆無です( ;∀;)
うーん。いい国です(笑)!!

なんでなのかはわかりませんが、
台湾の女性は痩せているからこれぐらいのほうがいい、
と思われたのかもしれませんね。

さて。そんなこんなで
たった2時間半で行ける国でも、
いろんな価値観の違いに驚かされ、ときに泣きたくなり、、
時に羨ましいと思い、時にとても嬉しくて
新たな自分と出会うことができました。

外国に行くと、まだまだ、知らない
自分自身に出会えるところがとても魅力です。

いやはや、2年前に少しだけ立ち寄った
宿で知り合っただけのことがこんなに、
やりたいことが実現できつつあるなんて、
本当に、本当に感謝です。
龍山寺という300年前からのお寺で占いをしました。
台湾で、何か始めることは大吉、とでました!

ということで、
また、すぐに戻ってくる日を目指して、
日本に帰りたいと思います。

お悔やみ、とお花。

2020.01.17 Fri | CATEGORY:日々のおもい

いよいよ正月気分も終わり
あまり寒くない今年の冬というのも手伝ってか、
世の中もう春の気分のような気がしますね!

と、言いつつ、
私は旧正月ムード真っ盛りの台湾に行くので、
正月気分逆戻りしてきます。

さて、年末に喪中のお葉書が届くから、
というのと年末年始、
亡くなってしまった方へのお悔やみのお花がオーダーされます。

私も年末に、喪中のお葉書をいただき
とてもよくしてくださったサラリーマン時代の上司(所長)が
亡くなっていたことがわかりました。

厳しい上司ではありましたが
時に、娘ように可愛がってくださり
やめる時も何度も、やめないでいられる道を探ってくださったり、
それでも、私が花の道へ行きたい、と決めた時には、
激励の言葉と素敵な腕時計と共に送り出してくれました。

その腕時計も、思い出となってしまいました。

闘病していらっしゃる間は私に弱い姿を見せたくない、と
お会いできなかったので、かれこれ10年近くお会いしていません。

でも、所長から教えていただいたことは
いまだに多く脳裏にありまして、
毎日その言葉が時に重く、時に優しく励ましてくれます。

社員同士が揉めているとき、
上司に注意されているとき
決まって
「仕事が言わせてるんや、感情やない。仕事がいわせてるんやから
人をどうこう思わず、仕事で返しなさい」
と、よく言われたものでした。

近江商人だとご自分でもいつもおっしゃっていて、
私が花屋で独立したい、と言ったとき
「数字が取れなくても給料もらえる営業でヒィヒィ言ってるあなたが、
商売をするなんて、甘く考えてるんとちゃうか、」と、
独立に対して厳しいお言葉いただきました。

でも、そのときに、ハッとしました。
確かにわたしにはそこまでの覚悟もなく(なんとかなるだろう、営業の仕事ほど
しんどいことないから)などと軽く考えていました。
それから、何ヶ月も考え、勉強もして、厳しさを覚悟しました。
それでも
やはり花屋になりたい、と言った時には、
「おっしゃ、それなら応援したろ、あなたならできる!」
ととても心強い言葉で気持ちよく送り出してくれました。
その言葉があったからこそ、険しい道への一本を踏み出せたと思います。

そんなことを思いながら、
所長へお悔やみの花を作らせていただきました。
感謝の気持ちと、所長のことを思ってじっくり作りました。

思いを込めて作ったお花です。
長く、飾っていただけることがとてもうれしいと心底思いました。

生花ももちろん大好きですが、
心を込めて送ったお花が長く、
それも枯れた後の心配をしないでよいとは
プリザーブドフラワーってお悔やみにとてもよいなぁ。
と思いました。

お花を絶やさないのは大事なことですが、
生花を毎日飾るのは少し難しいことです。

プリザーブドフラワーで、少しでも遺族の方や、
亡くなられた方が癒されたら嬉しいと思うのです。

所長の奥様からもとても喜ばれ、
「木下さんのことはよくきいておりました」
と今までほとんどお話したことなかったのですが、
わたしのことを知ってくださっている奥様と、
お手紙のやり取りをしたり
これからまたこうやって連絡取れたらよいですね、
と繋がりができて、これもお花のおかげかな、
と思っています。

お花で人をつなげる。
私のやりたいことは毎日どこかで形になっている、
と思い、感謝に尽きるのです。

台湾語とは?

2020.01.10 Fri | CATEGORY:日々のおもい

新年早々体調を崩してしまい
そのおかげ(?)で読書することができました。

日々の忙しさに追われてゆっくり読書することなど
なくなってしまったのですが、
たまには読むようにしています。

今読んでいるのは、台湾の本です。
台湾というのはみんながすぐに説明できる国ではなく
とても複雑な歴史がある国です。

それはどういうことなのか?
を知るのにいい本でした。
仕事で縁があり台湾に行くことがあるのもあります。
他にも私にとってとても縁のある国だと感じています。

台湾に昨年行った時に興味深いことがたくさんあり
もっと歴史を知りたくなりました。

まだ読んでいる途中なので深く理解はしていませんが、
言葉の流れはなんとなくわかってきました。

台湾で話す言葉は中国語ですが、
完全に中国の北京語とも違います。
まず文字が違います。
発音も歴史とともにだんだん変わってきているようです。

それで、言葉にとても興味を持ち
台湾の中国語を少し学ぼうと
久しぶりに本屋さんで長居して
吟味して良さそうな本を購入しました。

実は昨年、旅行に役立つ台湾語、
という本を買いましたが、
センテンスをまる覚えするタイプで、
これは全く頭に入ってきませんでした。

ところが、吟味した結果の本は当たりでした!
私にとってとても有効的な本でした。
私は理屈から入るタイプなのでしょう。

まる覚えではなく、このパターンはこう、
このパターンはこう、という方が
スイスイ頭に入ってきました。

とはいえまだまだ1週間。
全く話すことはできませんが
仕組みを理解することが少しできました!

人には、それぞれの理解の方法というのがあるものです。
この歳になってやっと気づきました(笑)。

今月末の台湾出張で少しは役立つでしょうか??
言葉を楽しみたいと思います。

2020年、元旦。

2020.01.03 Fri | CATEGORY:日々のおもい

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

子どもの頃から、
母に元旦の過ごし方でその年の 一年が決まる
と言われて脅されてきましたが、
未だにその脅しのようなことが頭から離れず、
元旦には早起きしてなるべく良い行いをしようとしています。

でも、それも半日もつかもたないか。。
隙があればダラダラとしたくなる、
そして今年は風邪のままの正月で
いまいちパッとしませんでした。

勝手に、私の正月は十日えびす、
だと思ってますので、
十日えびすまでにピシッとしたいと思います(笑)

さて、今年の、目標。

「遠くに星の瞬きを見て 足元を照らす光となる」

昔、営業の仕事をしていたころに、
ある会社の社長さんが作られた言葉を教えてくれました。

大きな将来の、目標をみながら今の足元をしっかりと歩む

という意味でした。
20年経った今も、その言葉は忘れられません。
今年は特に、足元をしっかりと固められるような年にしたいと思います。

とはいいながらも、具体的になに?
ということですが、
一番は
「私たちの役割は、お花を通じて人と人の気持ちをつなぐお手伝いをさせていただく」

という、会社のビジョンをスタッフ全員で深く理解し、
お客さまの役に立つことこそが喜びだと思うスタッフでお客さま全員を
お迎えしたい、ということです。

そこには嘘偽りなく、
こんな私ですがその想いだけは人一倍あるのだと思います。

ですので、
それを担ってくれるスタッフに浸透できるようにする。
これこそが私の今年の目標です。

いつ、来ていただいても気持ちよく
お買い物ができるような店づくりを目指して、
2020年も頑張りたいと思います。

みなさま、どうぞ本年も
プンダミリア本店、プンダミリア大丸店、スプン
の3店舗を、どうぞよろしくお願いいたします。