キギョウリネンとは!

2020.10.09 Fri | CATEGORY:日々のおもい

雨ですね~。雨でもいいことはありますよね、きっと!
ぬれても乾かせばよいのです!

突然ですが、
私は長野県出身ですが親戚のほとんどが名古屋に
名古屋に住んでいまして
何かと親近感を感じる場所です。
最近知り合う人が名古屋出身の人が多くて、
なんだか「引き寄せ」(笑)を感じずにいられません!
名古屋のお土産といえば
「ういろう」「きしめん」
というイメージですが
私は「きよめ餅」が好きです☆
きよめ餅を知ってくれている人がまわりにいて幸せを感じます(笑)。

「きよめ餅」「なごやん」は地元の人で知らぬ人はいません!
赤ちゃんのほっぺを触って
「きよめ餅みたい~!」っていうのが定番なんです(←ほんとか?)
こんど名古屋に行った際はぜひ熱田神宮名物、きよめ餅を!
そして目をつぶって触ると赤ちゃんのほっぺ感・・・
感じてみてください(笑)。

さてさて、
私がこの店を開店してから15年経ちました。
はじめのうちは「企業理念とは」なんて考えたこともなかったです。
そんな、たいそうな!と。
最近になり「理念」を聞かれることが多くなりました。
15年も続けていて理念の一つもないのか?っていう意味?
というか、そう聞かれること自体がなんか店が大人になった気分(笑)ですね。

何名かにそう聞かれることがあり
理念について考えてみました。。。
私は「書く」派です。パソコンで打ったりするよりは
字でいろいろ書いてみて組み合わせてピンとくるタイプ。
しかし今回はなんにもピンときません。

私が花を売っている意味・・・
理由・・・どうしたいのか・・・

かっこいい言葉でバシッと決めたいところではありますが、
開店当初から言っている言葉
「花は人と人をつなげる力がある」
というところかなぁと考えました。
私のプロフィールにも書いているように
花は、不思議な力があり、持っているだけでみんな見てしまう。
ちょっと、見てしまう。惹かれてしまう。それが花。
そしてそんな花を送ることで送る方の
「気持ち」が伝わる、そんなツールなのです。

今年の初め、私の友達Mさんからの依頼で
亡くなってしまったワンコ友達M君への
お悔みのお花を送らせていただきました。
私の友達自体も昨年10月にワンコKるん君を亡くしてしまいました。

その、M君の飼い主さんからご連絡いただき
お花を喜んで飾ってくださっていることと
昨年亡くなったKるん君への1周忌のお花を送るご依頼を承りました。

実はその前日に、Kるん君の飼い主から
M君の飼い主の妹さん(隣に住む)のワンコ G君 も天に召され、
G君へのお花を頼まれたのでした。
配達希望日はなんと同じ日!

そこで私は当然ながら友達Mさんには内緒でお花を作り始めました。
もちろんM君の飼い主さんにも内緒でG君へのお花を作り始めました。

配送の伝票が反対にならないように、
とってもややこしくなるから気を付けよう!と
朝礼で確認したほど。

当日、友人Mさんから電話がありました
「お花が、うちに届いちゃってるよ!!!」と。
一瞬、「そうだよ?」と思いましたが
本人としてみれば自分で依頼したお花が自分のところに
届いてしまったと驚いたようです!
それは誤算。考えていませんでした!

説明すると、とっても驚かれた様子!
ある意味2重のサプライズというわけです。
きっとG君飼い主さんもとっても驚かれたことでしょう!

そんなハプニングはありながらも
そうやってお悔みの気持ちを送りあう
そんな一つの役割を担わせていただきました。

もらったときに、送った方の気持ちが手に取るように伝わって。
それでまたうちのお花で今度は自分の気持ちが伝わりますように、
と依頼してくださって。
それが本当にうれしいことです。

ワンコを亡くすって、
ペットを飼ったことのある人でないとわからない悲しみです。
ペットを亡くして学校や仕事を休めませんが、
いやいやそれほどに辛いことですし、
立ち直るのに時間がかかります。
そんな気持ちがわかっている者同士、どうか、安らかに。
という気持ちでしょう。
そんな気持ちをお花にのせるのが私たちの仕事なのです。

そんなことがあり、理念について振り返ると
やはりそこには
「お花を通じで、人と人をつなげる」
ということかなぁって。
切実に思いました。

私たちはいいお花を作ったり、送ったり。
形的にはそうですが、
中身は「気持ち」を表す。
それに
お花を使わせて頂いているのです。

お花を見てその人の気持ちが
手に取るように伝わりますように。

理念というのならば
それに尽きる。そう思いました。

簡単なようで簡単にはいきません。
ただ送るだけではいけません!
送る方の気持ちを考えると、このお花でいいのか?
このタイミングでいいのか?この器でいいのか?
陶器のように割れるもので良いのか?
いろいろ考えが変わってきます。
だからうちの店ではできる限り用途に寄り添い、
お花の提案をしオーダーにこだわっています。
オーダーでも1週間も待てないでしょうから30分でお作りしています。

いろいろがこの理念に適っていて
これだ!と思えます。

かっこよくバシッと決められませんが
私らしい理念かなぁと思います。

花を通じて人と人をつなげる。

そんな言葉に沿って
みなさんのお役に立てるように
これからも進んでいきたいと思います。

文字はとんがったりもする。

2020.10.02 Fri | CATEGORY:日々のおもい

すっかり秋めいてきて毎年言ってますが私の一番好きな季節です!
秋>春>夏>冬
やっぱりそこは一般的にもこんな感じで、
冬と夏の好みに分かれますね!
私は、スキーをしたいので冬が好きだったのですが、
昨今の雪不足でただ寒いだけの冬はもうこりごりって感じです。
なので夏の方がましかな!

寒いのは本当に心まで凍えてしまって肩も凝るし早く暗くなるし
なんだかさみしいのですが、ちょっと前までは私は冬が大好きだったのです。
夜が長くなり自分の時間を楽しめるから。
あったかい飲み物片手に 編み物をしたり、好きな映画を見たり。。
そんな時間を過ごすのが大好きだったはず!
今年はその気持ちを思い出して冬の夜長を楽しみたい!
そう思います。

さて、秋ということもありますし
コロナということもありますし、
コロナがこんなにも長引いているということもありますし、
世間では悲しいニュースが続いたりしていることもあるし、で
ちょっと周りが元気ないなぁって思っている今日この頃です。

いろんな知り合いと話していると
最近お客様からのご意見、おしかりを頂くことが多くなった、と。
ネットでも口コミの悪評価が増えているようです。

恥ずかしながら当店も私を含めスタッフ、
お客様からネットを通じてご意見を受けることがありました。

まずは、
お客様にそんな気持ちにさせてしまって本当に反省させられましたし、
申し訳ない気持ちになりました。
もしもこのブログを読んでくださることがあれば
心よりお詫び申し上げます。
そして、これから頂いたご意見に真摯に向き合い
お客様の立場になった接客というものをしっかり考えていきたいと思います。

そして、それに直結するわけではないのですが
ネット社会においてのそういったご意見
世の中でいうクレーム、
または誹謗中傷ということについて日頃考えてみました。

大切なご意見はご意見として真摯に受け止めます。
しかしあまり敏感になりすぎ、
精神的に追い込まれて次の接客がよくなるばかりか、
逆に怖くて接客できない!
なんてことになってしまったら本末転倒というものです。

お客様に不快な思いをさせてしまうことは
あってはならないと思い
スタッフみんな真摯に取り組まなければなりません。
それは本当にそうだと思います。
そういう気持ちの中の接客ですが
ちょっとした言い方が誤解を生み、
お客様に不快な思いをさせてしまっていることもあり得ます。
本当に申し訳ないことです。

しかし、それが怖いのが「文字」の持つ力。
うちは接客業ですから今まで直接おしかりを受けることもありました。
そのときは面と向かって心からの謝罪の気持ちもお伝えすることもできます。
その場合、大抵のお客様が
「そういうことだったのね、それならわかった」
もしくは「そこまでしてくれるなら文句ありません」と
おっしゃってくださり無事おさまり、
「また来るわ」と言ってくださることさえあります。

ところがネット上のおしかりは
こちらの説明をすることは出来ても
それで終わることがほとんどです。
またそれからディスカッションして
平和で幕を閉じるなんてことはないのです。

だからといって
反省するところはするのですが、
次に気を付けるべきは、
口コミにおどおど過ごすことではなくて、
真に明るく親切な気持ちで接客していくべきではないでしょうか。。
私はそう思います。

おしかりを受けといて、
「明るく親切にします!」って何事か!
とまた怒られそうですが。。。

この世の中、ネットで好きに書き込みが出来ます。
確かに非情な接客を受けて文句の一つも言いたい!ということも
あるでしょう。
けれど、顔の見えないおしかりはとても言葉が厳しくて時に
人を傷つけてしまうものです。

顔を見ながらではそんなことが言えますでしょうか?
「この人も人の子・・・」そうおもったら
そんな強い口調で言えますでしょうか?

ただでさえ、文字だけで伝えるのは冷たく感じます。
口調って大事ですよね?

この文章も、人によっては「横柄だな」と
思われているかもしれません。
だからこそ、文字だけで意見を言うと言いたいこと以上に
冷たく伝わるのかもしれません。

ツイッターなどを見ていても
政治家の人や辛口コメンテーターの人に非情な強い口調で
意見をされている方がおられます。

その言葉がどれほどの力で人を苦しめることになっているのか
書く方はわからないのかもしれません。

うちの店に対するご意見のことを
言っているわけではなく世の中の、
そういうことを言っているのですが・・・

ご意見受けたことは深く深く反省し
次回への対応に生かしたいと思います。
それはそれとして、
私自身は文字で何かを(クレームではないにしても)
伝えるとき、LINEやメールで伝えるときも
「自分が思っている以上に」人は敏感にこの文章を見ている、と
心してお伝えしたいと思いました。

不思議なものです。
顔と顔を合わすとそこまでのぶつかり合いはないのに
文章だととっても攻撃的な言葉が使えるのです。
文字がとがって突き刺さって傷つけてしまうのです。

まあこんなことを書いてまた言われたら怖いなぁと正直
手が震えています(←大袈裟です(笑))

しかし、ここは私の気持ちを出す場所!
だから避けずにこのことをテーマにさせて頂きました。

私も含めて、人に優しくするということが
どれほど大切なことなのかをスタッフとともに
考えていきたいと思います。

とんがった言葉は辛い、です。
知らず知らず使ってしまうことがあったとするなら、
使われたと思うなら
そこでまたさらにとがった言葉にならないようにしないと、
どんどん連鎖してしまいます。

きっといままでだったらちょっとした
日常の不快な出来事は
【友達と会ってご飯を食べながらその愚痴を言って、
同情してもらってすっきり浄化して、ご飯食べ終わったら怒りが収まっていた!】
となっていたかもしれません。
ところが今はそれができずに、
怒りをネット上で消化しようとするような流れもあるような気もします。

好きな人と会い、ハグしたり、握手したりたくさん話して、
好きなアーティストの舞台やライブを見に行ったり、
そういうことが実はとても心を豊かに耕していたんだ
そんな気がします。

はやく、またそんな日常がやってきますように。
心豊かにたくさん実りがありますように。

学生時代のアルバイト

2020.09.25 Fri | CATEGORY:日々のおもい
暑い夏は終わり、
毎朝何を着るべきか迷う日々がやってきました。
半袖なのか、長袖なのか、半袖に羽織るのか
でも寒かったらどうしよう、
けど、暑かったらどうしよう。
とクローゼットの前でウロウロ、、
それがお決まりの秋と春の朝の光景です。
夏や冬の服はたくさん売っているのに
なぜか秋の服は少ないんですよねー
七分袖のシャツを増やしたいですね。
さて、
うちの店に、6月から新たに大学生のスタッフ、
藤田さんが働いてくれています。
19歳。まさに自分の娘の年頃です。
19歳のかわいい女の子。
こないだまでJKだったわけです。
しかし。。。
彼女をみているとしっかりしていて本当に学生なのか?
といつも感心せられます。
一度言ったことはほぼできるし、
間違えてしまったら素直に謝り
どこがいけなかったのか、
これからの改善点についても考えられます。
仕事も丁寧です。
なんと、しかもアルバイト経験はうちが初めて!
それでこれだけできるって、なぜ??
と思い聞いてみました。
中高のときの部活の活動や文化祭の開催などが
結構大変だったらしく、
そういったことが身についたんですねー
私のときどうだったかなぁ
と学生時代のバイトを思い出してみました。
一番長くしていたのは
今は無き(´;ω;`)
河原町通のハーゲンダッツです!
大学2年のはじめから卒業までやってました。
親に「お酒を扱う店で働かないで」と言われてこれだ!と思ったのと、
店員にかっこいいお兄さんがいて応募しました(笑)。
(制服の白いポロシャツに黒いエプロンとキャップが3割増しに見えてました)
ほぼ全員学生のアルバイトで成り立っていたのですが、
まぁそうなるともうサークルの感覚ですよね。
店に友達がアイスクリームを買いに来てくれたら
キャーキャーいいながらしゃべるし
スタッフ同士でもワーワー言いながら働いていて
暇なときはたいてい恋愛の話とかしゃべってばかりでした(笑)。
その時の私がいまの私の店で働いていたら
怒られまくっていることでしょう。
まぁ根はまじめなので
仕事はそれなりにやっていたと思いますが・・・。
そんな私たちでもまじめに働けたのには
ハーゲンダッツの方針というか
スタッフ教育がちゃんとしていたことがあると思います。
まず入店前にビデオを見ます。
お客様への目線の配り方
[eye contact]
笑顔で
[smile]
商品は
[first in first out=FIFO]
など、大半忘れましたが25年たった今でも
覚えているんですからすごいビデオのクオリティですよね!
アイスクリームも売れるたび量を測るわけにもいかないので
3日シフトに入らなかった人はディッピングコンテストといって
シフトに入る前に一回で60グラム測れるように
手をならすまで練習して
3回続けて60グラムすくえたらシフトに入ってよい、
という厳しい決まりもありました。
(下の丸いのが60グラム上のちょっとしたおまけが30グラムです)
そして、毎週末には1週間売れたアイスクリームの量と、
現在残っているアイスクリームの量から
きちんと定量で販売できたか、というのが出されて、
それを全店舗で競争させるのです。
全国で誤差が少なかった店舗は表彰されて
無料券をスタッフに一人一枚くれる、
そんなこともありました。
(不正もできないですよね、知り合いがきたからおまけするなどの)
すごいですよね!なんか書いていて
改めてこんな仕組みすごいね、
うちでもなんか参考にすることできないかなぁと
思ってきました。
昔のことも思い出してみるものです。。。
学生でもしっかりと働けて意識させる仕組みがある、
ハーゲンダッツ。
外資系ということもあったのでしょうが
本当にしっかりしてました。
そんな仕組みがあるわけでもないわがプンダミリア。
それでも自主的に一生懸命まじめに働いて
成果を出してくれる藤田さん。
すごい!そして大学生の能力はすごい!と
感心させられているわけです。
写真は、
ひっぱり出してきた私のハーゲンダッツ勤務時の貴重な写真です(笑)。
それではみなさん貴重な良い気候の良い週末をおすごしください!

15年を経て!

2020.09.18 Fri | CATEGORY:日々のおもい

気づけばもう金曜日。
1週間がとても速く過ぎます!
9月16日はプンダミリア開店から15周年の記念日でした。
私は普段あまり記念日を気にせずに生きている、つまらない人間です(笑)。

ですので、15周年といってもこれといってなんの準備もしてこなかったのですが
当日になり、、「あ、今日は16日」と思いオープン当日のことが蘇ってきました。

オープン日の前、まる3日間、ほとんど寝れませんでしたので、
疲弊してもう動けないという体の状態でしたが、
精神力ってすごいですね!
お客様が来てくださると疲れていることなど忘れて
とってもハイテンションで接客したのを覚えています。

記念日になんの準備もできない冷めた自分かと思いきや、
そうやっていろいろ思い出して
当日の朝スタッフから思いがけず
「今日は15周年、おめでとうございます!」
と言われて、思わず涙しました・・・。
私が年を重ねることよりも、店が年を重ねていくことが
こんなにも大切なことに思っているんだなぁと我ながら驚きました。

プンダミリアは私の想いが詰まっているんですね。
いまさらながら。。
そうやって、自己を表現できる手段があることが
私にとって何より幸せなことです。
そしてそれを15年間続けてこられたのも
お客様、友達、先輩、元上司、師匠、家族、
そして支えてくれるスタッフのおかげです。
特に、どうなるかもわからず
ホームページを立ち上げてくれた友達。
彼女なしで発展は望めませんでした。
ありがとう。

みなさん、本当にどうもありがとうございます。
次の5年、10年に向けて妥協せずに
いい店を作っていきたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いします。

さて、先日の続きです
————————————
2005年9月16日@四条河原町阪急6階

バタバタのなか、なんとかオープンに間に合いました!

こんなちっぽけな私が阪急にいきなり店を持てるなんて!と
入店して初めてその重みに気がつきました。
昨日まではお客としてしか関わってこなかった百貨店。
そこに自分の店の名前が刻まれる。。
なんか、じわじわ感動、、なんか、
気恥ずかしい気持ちで、
エレベーターホールの店内案内をみると、

店名が「プンダミリヤ」に(笑)。。

「ヤ」、じゃなくて「ア」、
なんだけどなぁ。。

担当のマネージャーさんに連絡すると、、
「全部変えんの大変や!まだ誰も知らへんのやから
いっそプンダミリヤにしたらええやん」と
言われました( ;∀;)
そ、そんなぁーーーーーーーーーー!!

しばらくの間、店内案内は
プンダミリヤ、なのでした( ;∀;)!!

そんなこんなで、なんとかオープン。
こないだまでの職場の仲間や、友達がみんな
お祝いに駆けつけてくれました。
長野の高校の友達からもたくさんのお祝いのグッズが届きました。

本当にありがたいことです。

その日は、これから一体どうなるんだろうかと
不安でしかなかったのですがなんとか15年続けています。

15年。まぁ、それはいろいろありました。
私も甘かったのでスタッフにいろいろ求めすぎて
ぶつかることもありました。

業者さんに手厳しく
「そんな信用のない人と掛売りの付き合いはできない、一年は現金で」と
言われたこともありました。

お客様に、「高い!」「高いのに小さい」
「なんなのこの花は?意味がわからない!」
と言われてしまう日々でした。

阪急に入るからには1年のうち364日営業です。
11時から21時までみっちり店を開けるのです。
店を少し閉めて休憩、なんてことはできなかったので、
こっそりしゃがんでヴィダインゼリーを食べた毎日でした。
12月31日しか休みがなくてほぼ一人で立つしかなかった一年でした。

「できる!」という気持ちだけで始めたけれど、
本当はもう辛くて体も疲れていました。

けれど、けれど、やっぱり
自分作ったお花を買ってくださり
プレゼントにしてくれるお客様がいらっしゃる。
オーダーで承った商品がお客様に、とても喜んでもらえて
「イメージ以上です!」と言ってもらえるのです。

それは、この上ない幸せなことです。
なんか、わからない分泌物が体から湧き出てくるんです!!
そして翌日も頑張れる。

不思議な力ですねー!

そしてそれは、今も変わらず続いています。

あの時に辛いからやめます、
なんて考えたこともなかったけど
やめなくてよかったなぁと心底思います。

あれから15年。
書ききれないほどいろんなことがありましたが、
一度としてやめたい、と思ったことはありません。
本当なのです。なんででしょう。

やっぱり、このお店は私の魂。
やめることは、魂がなくなることなのです。

これから、どんな店にしていきたいかとか
展望も、色々考えています。

みなさんを裏切らない、素敵な店作り、会社づくりを目指して
今日からも一歩ずつ進んでいきたいと思います。

長いか短いか 15年。

2020.09.11 Fri | CATEGORY:日々のおもい

先日突然変わったオーダーを頂きました。
同世代?ぐらいの男性でした、
店の看板をお花で作ってほしいということです。

看板・・・
ということは大きいですよね??

ご予算のことを考えると、造花などで大方作って
ところどころにプリザーブドフラワーを入れるという感じでどうでしょうか?
と聞いてみました。
ところが、、
「高くなっても造花は無しで!」と。。
あくまでプリザーブドフラワーにこだわりたいというご要望。

大体の男性は大抵プリザーブドフラワーと造花の違いがわからない方が多い中、
そこにこだわれるとは!意外でした。
ツウの方ですね。
これは力が入ります。

さらに、その看板のイメージなどを聞き進めていくと、
店名は「六花(りっか)」さん。
なんと!私がしょっちゅう行くお気に入りの台湾料理店ではないですか!
お花をぎっしり敷き詰めて、お花の文字で「六花」と、
ロゴの書体に忠実に入れてほしいとのご要望・・・。

私の制作魂に火が付きました!!!!

ということで納期2日という普段なら厳しいな、
というスケジュールですが、
話を伺ってすぐに、
ストアデポ(資材屋さん)に走り仕入れ先を回り、
材料を確保!それから下ごしらえをして作り始めました。

完成は、掲載の写真でどうぞ!

直径60センチ強の大きな看板が出来ました!
なかなか大きくてめっちゃ存在感のあるフラワーサインです!(今名付けました(笑))

そのお客様はプリザーブドフラワーにも詳しく、中華料理もできるんだ!
と思いきや内装などの建築関係の方で、
そのお店にリニューアルオープンの御祝で送られるとのこと!

出来上がりを見て頂いて、
とっても満足して頂けた(と勝手に思ってますが)様子。(ほんとかいな(笑))

贈答とは。すごい立派なプレゼントですね!
早速お店に行かなければ!!
私の好きな台湾朝ご飯も始められるのだとか。
毎週行く予感です。
割引券もらいました。これはもう行かないと。
またいつかどんなメニューだったか
こちらで報告いたします。

さて、前置きが長くなりましたが!
9月半ばといえばプンダミリアの周年記念!
2回にわたって、15周年の想いをつづってみたいと思います。

あれからもう15年かぁ・・・。

———————————–
あれは15年前の8月。
「1年以内に独立して店を始めたい」と
当時勤めていた花屋の上司に相談した直後ぐらい。

阪急百貨店の催事で私が担当者としてその花屋のブースを出したのですが
その際の部長があいさつにこられました。

上司が「コイツやめよるんですわー」
と軽い感じで話をしたところ
「え、独立すんの?それやったらうちで出さへん?」と
まさかの展開に。

上司から後日正式に、
「お前がやりたければ、そうしたらいい。ただしやるなら9月16日オープンだから引き継ぎもちゃんとできるなら、だけどな!」
とお話を頂きました。

「はい、わかりました。9月16日ですね、考えてみます」
ええええ???あれ???ちょいまって、
いま8月、9月ってあと1か月!!!!?????
考える暇なんてないじゃん!

独立って、えっと、お金は!?

25で急に花屋を目指した私。
広告代理店で営業をしていた時の貯金は全てはたいて1年花の留学に。

帰ってきたときはすっからかん!
花屋の給料で一人暮らしでは貯金もできるはずもなく・・・
「独立なんてやっぱり無理か」
と一度はあきらめたのでした。

しかし、両親・祖母に相談すると・・・
初めは反対していましたが、
「今を逃すと独立なんでできないんじゃないのか」
と言われ少々お金を貸してくれることに。

祖母も、母も自分で商売をしていたので
そのあたりは商魂たくましいというか潔いというか。
祖母は男勝りっていう言葉がぴったりの人。
ふんわりした優しい、おばあちゃん像、とは全く違い
祖父を亡くしてから自分で建設会社を興し、
1億円の家を現金で建てたというおっとこまえ!

孫が結婚するときにはそれぞれに
まとまった金額を用意してくれました。

「志磨子には、結婚するときにあげない代わりにいま渡すから車を買え」と。

そんなこんなで、なにがなんだかわからないうちに
オープンへ進んだわけです!

花屋の仕事も、結構私が責任をもってやっていたことが多く、
引き継ぎもとても大変でしたし、中途半端。
いまでもきっとその当時の同僚や取引先から恨まれていることでしょう(´;ω;`)

そうしながら、夜はオープンに向けての商品制作。
ポップや名刺、看板、手続きの書類・・・
もう寝る暇がないほど大変な直前1ヶ月でした。

でも、その時の心優しい花屋の先輩や同僚は開店準備室に駆けつけてくれて
夜な夜な制作の手伝いをしてくれたのです。
ありがたいことです。。。。

オープンの当日朝まで制作をして乱れに乱れた状態で
開店初日を迎えました!

それはそれは、人生で一番集中力発揮したときだと思います。
がむしゃらに!もう、何が何だかわらない、だけど興奮の絶頂!

そんなこんなで迎えた
2005年9月16日am11:00・・・・・

・・・・・次回へ続く・・・・・・

 

「病は気から」逆もまた真なり

2020.09.04 Fri | CATEGORY:日々のおもい

先日、いつも特別なオーダーをいただくお客様から
またまたオーダーの依頼がありました!

アーティストの方へ送るお花です。
二十歳の誕生日の記念すべきお花。

三輪の大きなバラを使い、一輪の大輪のバラにしあげました。
それを、当店オリジナルのハットケースに入れて、、、

開けたときのサプライズ感を一番に考えました!(写真のお花です)

そして、プレートには彼女のお名前とお誕生日の日付。
まさに、世界に一つのお花。
もらって嬉しくないはずがありません!!

そのお客さまは、私のことをとても信頼してくださり、
「オーナーがつくるものは間違いない!!」
とまでいつも言ってくださいますε-(´∀`)エヘ。
照れますが(笑)
そんな方の期待を裏切らないお花を探究していきたいものです。

といっても、いつもこちらのお客様の特別オーダーを考えることで
新しい閃きがあるので、お客様のおかげなのですが!

さて、
最近、体調が少ーしだけ良い気がします。
整骨院に行っているからなのか、
朝の豆乳甘酒を再開したせいなのか、、
体調が良いということは素晴らしいことです。
当たり前なのですが!

昔は整骨院など行ったことがなかったんですが、
2年前にすっごく体がだるくてしんどくて微熱があり
病院にいったら風邪でもなさそうだし、疲労かも、
と言われました。
その帰り道、鍼灸整骨院の看板が目に止まりました。
【疲労、肩こり、腰痛】みたいな文字。
いつも通る場所ですがその時ふと気になり、
行ってみることに。

頭痛、肩こり、吐き気、微熱だった私、、
その30分後にはもう体が軽くなっていたのです!
信じられます??
なんかよくわかりませんが、
本当に体調が改善!足取り軽く帰ったのでした。

それ以来、定期的に通うように。
ところがこの半年忙しかったりで行けていませんでした。

けれど2ヶ月ほど前に少し体調崩して以来
あまりにも頭痛、肩こりがひどいのでまた行ってみることに。
「すごいですね、この固まり方!」と驚かれました。
知らず知らずたまっていたんでしょうね。

そして、そちらのいいところは理屈で説明してくれて、
ストレッチの仕方を教えてくれるところ!
(イケメンの若い先生が)

ストレッチポールの使い方や
立ち仕事なので、仕事しながら足のむくみを防ぐ方法など。
いろいろためになることを教えてくれます!

その時に治るだけ、というよりも家でできて続けられて、
結果的に体調が良くなることを考えてくださってるなぁ、
と感謝です。

結果、続けて行こうっていう、気になりますね。
ついつい次回の予約をして帰ってしまいます。
あ、決してその先生がイケメンだからではないですよ(笑)

病は気からといいますが、
逆に、体調が良いと気も良くなりますね。

まぁ私にとって、気分が優れない時や疲れが溜まってる時
一番元気になる方法は一つ確立しているのですが…。
『店でスタッフと話したりお客様と話したりすること』

ほんとです。
体がしんどいなぁ、と思っていても
店の階段を上がると自然とスイッチが入ります。
あぁ、なんたる幸せ。
スタッフとお客様に感謝です。
いつも、私に元気をくれてありがとうございます!!

さぁ
9月はプンダミリアにとっていろいろ記念の時。
15周年です!
なんかイベントしたかったけど、
この状況では難しいかなぁ、
けど、元気よく、体調良いまま乗り切りたいと思います!

恐怖の『ゆったり』接客。

2020.08.28 Fri | CATEGORY:日々のおもい

私のメルマガ、ブログを読んでくださっている方、
ありがとうございます。
読んでくれている方がいる、それだけが励みです。

実は最近5、6人の方に
「メルマガ読んでます!」
「ブログ楽しみにしています!」
と言われましてぇ・・えへへへ。
嬉しくなっています。
と同時にこんないい加減なことばかり書いていてはいけないな!
としっかりとした文章書かなくては!
という良いプレッシャーにもなり、
文章を書くということに対して急に真摯に向き合っているわけです。

が、以前新聞記者の知人に言われました。
「しまこさんの文章は、その時におもいついたまま、きれいにまとめない方が魅力的です!」と!
プロが言うんだからそうなんでしょう。
あまり深く考えず、
つらつらと思い浮かんだことを書いた方が良いってことなので、
そのスタンスは変えずにいかせてもらいます!

さて、、、
先日あるショッピングモールを歩いていて、
私がたまに買っている服のお店を発見!
よくいっていた百貨店の店舗がなくなったので
あぁこんなところに!と嬉しくなりました。

私がシャツを見てみていると、、
『サイズありますので』と、店員さん。

カーディガンを見ていると
『こちらはゆったりして体のラインが出ませんよ』
違うシャツを見ていると
『首元が開いていてゆったりしていますよ』
(?_?;)(?_?;)(?_?;)

・・・・笑うしかないですよね(笑)

まぁ、そうですよ。。
ゆったりした服を勧めたくなるような体型ですよ、、。
けど、けど!そんな風に言われたらなんだか恥ずかしくなり、
自信がなくなり急に自分がすっごいすっごい太ってるように
感じて逃げるように去りました!!

なんだか、言われたことが気になり
周りに『私ってそんな太ってる?』と聞きたい気持ちでした!

悪気があったわけではないんでしょう、
良かれと思ってオススメしてくれたのです。
もしくは、そんなつもりは全然なかったのかもしれません。

でも、お客である私からしたら
サイズのことは後で言って欲しいものです。
着てみて窮屈そうなら勧めて欲しい(( ;∀;)

それで、その日は接客について考えてみました。
もしかしたら、『そんなつもり』ではなくとも
失礼に当たる接客をしているのかも!

うちの店でいえば、、
『ご予算はどれぐらいでしょうか』
と言いがちな接客。
店員の立場だと予算を聞いた方が早くおすすめの商品が提案できる、
と思ってのことですが
取り方によっては
『いくらぐらい出せますか?』
みたいに取れなくもない、ような。。

そんな時に、お客様の反応を見る、
ということが大切だなぁと思います。
人によって、言って欲しいこと、
提案して欲しい内容、言われたくないこと全然ちがいますよね。
お客様の反応をみながらその時にあった対応をする、
そのためには感じ取るということが1番の接客の極意だなぁと
感じたわけです。

きっと、私を担当した店員さんは
ゆったりとした服を勧めると売れた、という
成功体験があったのでしょう!!(←前向き)
いや、もちろんゆったり系の私だということは否定しません(笑)が、、
きっと、そうです。そうなのです!
そういうことにしてください(・_・;

とにかく、私にとっては
『サイズあります』『ゆったりしてます』
がもう、恐怖で逃げ出したくなる一言なのです。
コンプレックスバレバレですが。

そんな一言、ありません???
そんなこと言われたらヤダーっていうの。。
花を買うのに言われたら嫌な言葉、
なんでしょう。
いろいろ考えてみて、お客様を傷つけないように(当たり前ですが)
全力尽くしたいと思います。

糸をほどいて気持ちもほどけた!

2020.08.21 Fri | CATEGORY:日々のおもい

あれ?夕方の風が少し涼しい?いや気のせい?
と思っているのは私だけでしょうか。
終わってみれば短い、それが夏です!

まだまだ終わりではないですが、
服装的にはだんだんと秋色を使いたくなり
なーんとなく「なつだ!!!!!」
という気持ちもうすらいできませんか?
9月になればもう、涼しさは目の前。
9月から11月、私の好きな季節!
ほんのり秋に向かっていく感じと、いよいよ秋な感じと、
寒くなってきたけどまだ着こまなくてもいい感じ!
最高の季節ですね。

いまはまだまだ暑い真っただ中。
もう少し暑い夏を「楽しみ」ましょう!

さて、突然ですが部屋の押し入れを整頓しました。
でてくるでてくる、手芸用品の数々。
あまり布、マリメッコのレアな布、イギリスで買ったリバティの布・・・

断捨離と言いつつ手芸用品は捨てられません・・・。
だって、使う「かも」しれないんだもん。。
これがダメらしいんですが、
この布たちは捨てられません!
かわいい。
ここぞっていうときに使うんです!!!
マスクにどうかな?と思いましたがマスクにはちょっと派手・・・
そんなこと言ってると・・・
いつ使うんだか!って感じですよね。

その手芸用品の中に、編みかけの毛糸が・・・
えーっと。4種類・・・(笑)
ベスト・マフラー・ショール・手袋です(笑)。
しかもしかもそれぞれが2本どり!
(2種類の毛糸を同時に使いながら一つの作品を作る)
しかもそれぞれが糸を2種類使ってたりで
もうわけわからない状態です。

それが、なんとすっごい勢いで絡まりあっておりまして、
しかもモヘアとかふわふわ系の細い糸が多くて、
もう頭がおかしくなりそうになりました。
それも、全部がグリーン・グレー・茶色!!!
似ている!!!!

見て、これはだめだ、
とハサミを用意してバッサリ行こうかと思いましたが・・・
いや、やってみたい。
これ、ほどいてみたい!
と、無謀な挑戦へ。

しかし、始めるとそれがもう不思議なほど「無」の境地に入ってしまい
すっごい集中力と完全に「無」の心でほどけるわほどけるわ!!!!

経験のある方は想像できると思いますが
モヘアの糸の絡まりっぷりったら半端ないんですよ。
強く引っ張れば切れるし傷むし、そーっとそーっと・・・
ここの糸はこれにつながっていて・・・
と考えながら、
いや時には何にも考えずにもじゃもじゃしていたら
ほどけることもあります。

それが快感!
私、社交的で割と華やかなことが好きそうに見えるみたいですが、
実際は「根暗」です
部屋でちょこちょこ一人でなにか物を作ったり、
じーっとしてるのが大好きです(笑)。
だから、暗い部屋で2時間ぐらいかけてこの糸をほどいている私の姿、
想像していただけたらそれが真の私の姿です!!!

なかなかそんなことに時間を費やす
贅沢な時間の使い方をしていなかったもので
久々2時間使って糸をほどくだけに集中していましたら
ほどけた瞬間の快感!
に加えなんだか気持ちもすっきり。
頭がすごくすっきりしました!!!
これは禅の効果にも少し似た感じといっても過言ではないのでは。
絡まりまくった糸は私の頭の中?
それをほどいていくような作業で楽しかったです。

それに雑念を感じずにひたすら物事をする、
というのはとてもいいことですね!
たまにはこういったこともしてみるものだと思いました。

糸を意図的に絡まらせるのは至難の業ですが(笑)、
機会があればぐちゃぐちゃになった糸をほどいてみてください・・・。
おススメです。

そんなこんなで、
なにかと作るのが好きな私ですが、
どうも最後までやり切ってないことがわかりました。

今年の冬までに、
4種類の中の1つは完成させる
ことをここに誓います!

時間フリーな田舎生活

2020.08.18 Tue | CATEGORY:日々のおもい

携帯が・・・・こわれました!!!
実家に帰っていた時のこと。

にわか雨が降りそうだったので
その前にお墓参りを済ませて家に帰りました。
田舎にいると携帯もあまり見ることもなく連絡も
あまりないので気にしないでいました。

そして、予想通りのにわか雨。
傘をささなくてもいいかな?
というぐらいの雨でした。
1時間ほどして、携帯が必要になり探していたところ、ない!
お墓に落としたのか?と車にもどったら車の外に落ちていました!!

あぁ少し雨がかかってる。けど使える!
と安心していましたら・・・・
夜になり急に携帯の画面が真っ暗に。
・・・壊れました(´;ω;`)
諦めがつくものですね。
不思議と全く動揺せず、ま、仕方ないか!と。
帰ってからアップルストアに行こう。
ぐらいに思っていました。

しかし翌々日の夕方、急に画面がついているではないですか!
「な、なおった・・・?」
安心したとともに、
「あぁこれでまた携帯のある生活が始まる・・・」
とどこか疲れ気味の私でした。。。

携帯は便利ですが、
持っていることで大切な何かを見落としてしまうということが多々ありますね!
写真を撮るだけではなく、目に焼き付ける、感じる、
ということが大事だということ、田舎に帰ると感じます。

さて、そんな田舎生活の様子を少しご紹介。

最初に言っておきますが私は
決して田舎を愛してやまない人間ではありません!
だから、長野を出てしまいました。。。
そんな私でも田舎で携帯がない3日間弱こんな経験をしたら
ストレスってなに?という気持ちになってきました・・。

まず、時間がわからない(笑)。
さすがに家に時計はあるしテレビもありますが
なんでしょう。
テレビもあまり見る気がしなくてニュースすらいらない!
という気持ちになっていましたので、時間を気にしなくて良い、
すると時計にも目が行かなくなります。

時間がわからないということは、
周りの景色と自分のおなかのすき具合だけで生活することに。
朝日が昇れば起き、朝食を食べ、洗濯をして布団を干して
日が高くなるとお昼ご飯の準備、軽くお昼ご飯を食べて、
家の掃除や片づけを少々。
川に涼みに行って足をちゃぷちゃぷと水につけ
「アブ」(刺されるとめっちゃ腫れる危険な虫)がたくさんで始めると夕刻近く。
散歩にでかけた先の川に何か動いた!
よく見ると水の溜まりに魚が!
「イワナ」です。
天然のイワナは田舎でも珍しい。
急いでたも(網)を持ってきてすくうとなんとイワナが4匹も捕れました!!!

すごいねーなんて話しながら帰ると
父が軒先で炭をおこしている
今日はBBQでもしよう。と。

叔母が持ってきてくれたお野菜、トウモロコシと、
買っておいたお肉、それからさっき捕ったイワナを焼いて食べる。
炭火は美味しい!
私は買ってきたイングリッシュマフィンを炭火で焼いて食べました。
めっちゃおいしい!
最高の贅沢!
きっとそのころまだ5時か6時(笑)。

温泉にでも行ってくるわーと
近所の温泉に(銭湯並みの気軽さで)お風呂に行き、
帰ってアイスキャンディーを食べながら星空を見上げ、
「寒くなってきたから家に入ろう」。
そして、眠くなったら寝る。

夜の気温、19度とかです。寒いです!
お布団をしっかりかぶって窓も閉めて寝ないと風邪ひきます(笑)。
(夜中でも35度の京都とはえらい違い!!!)

そんな生活を2日間だけさせてもらいました。
これは、私にとって最高のストレスフリーな時間です。

常々私は、時間に追われています。
朝起きて出る時間。家族の朝食、出かける準備、
仕事中も時間を常に気にしながら考えます。
帰ってからも寝るまでどれぐらいあるかとか考えてすることを考えます。
そんな暇なく「時間がない!」と胸騒ぎしています。

そんな私にとって、
時間を気にしない生活というものが、
一番のストレスを感じない方法だと気がづきました!
時間がないということが、
私にとってほぼすべてのストレスの根源です。
時間さえあればというか、
時間を気にしなくていいのならもっと
イージーゴーイングでゆったりとした人格になるような
気が・・・しなくもないです。

普通の生活をしているとそれが当たり前なのですが、
それが当たり前でいいのか??
もう少し時間にとらわれない生活を送れないものなのかと
考えてしまいました。。。

あ、しかしこんな生活は働き盛りの若者にとっては
毎日では少し物足りなくなるのかもしれませんね!

私も、できたら月に2,3日こんな日々を
過ごせる生活が出来たらもっと充実した日々が
送れるのかもしれないと思いました!

そんな生活の難点は一つ。
「都会のリズムに合わせる辛さ」です。
帰ってきてどうしても気温、エアコン、時間、のギャップに
追いつくのにエネルギーを要します。

同時に、虫が来ない、欲しいものがすぐ手に入る、
というような便利な生活もできるのですが・・・。

京都からたった3時間でこんなど田舎へと
タイムスリップのような旅。
浦島太郎になった気分。

さあ、浦島太郎のようにおじいさんになってしまう前に
現実を見つめた生活にしっかりと戻りたいと思います!

お洒落っていいね。

2020.08.07 Fri | CATEGORY:日々のおもい

先日初めて貴船の川床に行ってきました。
大雨で土砂崩れがあったため
叡電とバスを乗り継いで、小旅行気分です。
とっても暑い日でした。
『天然のクーラー』というけどそんなことはないはず。
暑いのは暑いだろう。
と思って行きました。

川に降りて驚いたこと!
めっちゃ寒い!
これはまさに効きすぎのクーラー。
夏なのにすき焼きのメニューがあることに納得!
けれど、季節感のある懐石料理をいただきました。
あんなに涼しい思いが京都の中でできるなんて、
すごいなぁ、昔考えた人、すごいなぁ、
と感心しどうしでした。
滅多に行けない高級なお店ばかりですが
外国からのお客さんが来られた時にはとっても喜ばれそうですね!

さて、
4月5月6月?の長い自粛期間で
すっかり自分に目を向けなかったんです。
服も靴もバッグも買わず髪型もネイルもせず。

そして日本の皆さんのがんばりが報われて、
コロナも落ち着き、、
やっと普通に生活ができる!
これで夏にマスクもしなくても済むかも?
と少し人と会う機会も増え
少し服を買ったり、してみました。

ところが、この現状。
また、元どおりか?とおもいきや
なんの開き直りなのかもう自粛はなし!
それで私も開き直りです、
久しぶりにネイルしてみました。
テンションがあがりました。
新しい服を着てみました、テンションがあがりました。
髪型も変えました、テンションあがりました!!

やはりおしゃれは大事です。
誰にも会わなくても、
おしゃれしたらテンションあがるし
その日楽しく過ごせるならしないよりした方がよい!
ということに再度気付かされている今日この頃。

いや、私なんてその辺のお洒落さんに
比べたら全然ダメなんですけど、自己満足です。
自己満足でいいはずなんです!

自分なりの、お洒落でいいと思うので
なんか一つでも、気を使って行きたいものです。

あ、お洒落といえば、川床で食べた鮎。
私は長野育ちで何かといえば川魚が出てきて
実はあまり好きではないです。
しかし、ここで食べた鮎は長野で食べる川魚とはひと味ちがう!

まるで泳いでいるかのような形、美しい!
尻尾までお塩で焦げないように飾ってあり
上品な鮎をいただきました。

やはり鮎もお洒落してるほうがいいですね!
バクっといただきましたが。。